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1982年のTikTok 19
あの時、あなたは、草の上でゴロリとなりながら
何か、私に言った・・・・。
でも・・・。
私の耳には、ウォークマンのイヤホン。
寂し旺な目だけが印象に残った。
夏の終わりの風を感じながら
大好きなユーミンを聞いていた。
あなたは、あまりにも、流行を気にしない。
音楽、テレビ、映画、まるで興味がない。
サザンやユーミンにも、興味を示さない。
この人は、何が楽しんだろう?
まもなく、私は、貴方と別れた・・・。
ただ、あなたがあの時、
私に、何を言ったのか、とても気になっていた。
何を言いたかったの・・・・。
ユーミンは、貴方との思い出の
曲になってしまったから、
あれから聞いていない・・・。
まる1年たった今、
1人であの場所へ行ってみた。
そこだけは、何も変わっていなかった。
私は、あの時の様に
草村の上に、横になった。
あっ・・・・。
私の耳元に、かすかな虫の声がした。
あなたと別れたことを、本当に後悔した・・・・。