えーんえーん
絵本が大大大大好きな一歳の娘。
人の顔を見れば読んで欲しい絵本を持って差し出してきます。サークルの中から絵本を投げ出されることもしばしば。
自分がご飯を食べ終わったら、人はまだ食べているとかお構いなしに絵本を差し出してきます。いや、食べさせて。
そして何度も何度も読めとせがみます。
カウントしてないけど、一日50回くらい読んでいるのではないだろうか…。
我が家では子どもが触っても破れない、段ボールのように分厚い紙の本は娘がすぐ触れるように手の届くところに置いてあり、
ハードカバーの表紙に中は普通の紙の絵本は破れると困るので手の届かないところに置いてあります。サイズが大きい本は手が届くようになりましたが…
手が届くおなじみの本はもう飽きるほど読んでいるけど(しかし飽きた様子はない)、届かないところの本は出してもらわないと読めないので、娘にとってはレア本。
私が時間があるときに出して読みますが、その時はもう本当に永遠に読まされます。
ですが、何でもいいわけではなく好き嫌いもあるようで、特に苦手なのがこの絵本。
『ももんちゃん えーんえーん』(とよたかずひこ著)
娘はこのももんちゃんに顔や体型がよく似ている、、というのはおいといて。
ストーリーは
主人公のももんちゃんが昼寝をしているとひよこさんとひつじさんが泣きながらやってきて、ももんちゃんはヨシヨシしてあげるけど泣き止まなくて、最後は困ったももんちゃんも泣き出してしまって…と言うもの。
娘が大好きなももんちゃんシリーズですが、これはたくさん泣き顔が出てくるのが悲しいのか、読み出すと娘も目をうるうる真っ赤にして「えーーん🥺」と泣き出してしまいます。こちらが気にせず読み進めると無理やり本を閉じて強制終了するほど。
以前はそれでも最後まで読めましたが、最近は最初の1、2ページで勢いよく閉じられてしまいます。
そんなに嫌なら何で持ってくるんだ…?と思いますが、怖いもの見たさとか、とりあえず絵本を読んで欲しくて手当たり次第に持ってきたとか(多分この世で1番面白い遊びとでも思ってます)なのでしょう。
驚きなのが、こんなに小さくてももらい泣きというかつられて泣いちゃうんだなぁ、ということ。
いや、この歳だからか?現実と絵本の世界の区別なんてまだほとんどなくて、自分と他人の区別もやっとついたかどうかの頃。
絵本の中とはいえ大好きなお友達が泣いてたら確かに悲しいよね。つられて泣いちゃうのもわかる。
このまま素直に、自分の感情をまっすぐ出せて、人の痛みもわかってあげられる優しい子に育ってほしいものです。
ちなみに、捻くれた大人に育った私は、娘が泣くのが面白くてついこの本を出してきては泣かせています(鬼)