1番辛かった時のこと
今は楽しく教えている私ですが、悩みは尽きません。
今日は私が1番辛かった時のことをお話しします。
今の学校で1年間担任として頑張ったら専任になれるチャンスがありました。願ってもないチャンス。初担任でしたが、自身のキャリアアップのためにも頑張りたい。
そんな中で受け持ったのはクラス分けで上のクラスに上がりきれなかった子たちが半数でした。決してやる気のあるクラスではなかったです。
慣れない担任としての業務に加え、授業もまだ自信持っているとはいえない。しかも学生たちはあまりまじめとは言えない子たち。バイトのために来た子や日本での生活が楽しくて勉強どころではない子、逆に期待して日本に来た割に日本に馴染めず鬱屈している子などがいました。
正直、まだ自分のことで頭がいっぱいだった私は、彼らのことに目を向ける余裕はほとんどありませんでした。
そんな私に彼らが馴染んでくれるはずもなく、荒れました。テストを白紙で出してきたり、カンニングをしたり、注意すると向こうの言語で怒鳴り返してきたり、アルバイト時間の超過で注意をされた学生に時間を減らすよう促すにも無視されたり…
その時の学生に対する私の意見はとにかく
学生が怖い。
テストの点もほぼ伸びず、理想とするクラス運営と実態が伴わず悩む日々。上からの仕事も初めてばかりでよくわからないけど、他の先生に聞こうにもみんなで一杯。相談には乗ってくれる方ばかりでしたが、みんなベテランすぎて、アドバイスがほとんど今の私に響かない。
たすけて。
イライラは募り、学生ともギスギス、家に帰っても授業準備があるので眠れない。
なぜ私がこのクラスを?ベテランの仕事じゃないの?
と思って仕事をしていました。でも、
そんなことを思うのは自分の能力が低いせいだ。頑張りが足りないだけだ
とも思っていました。ただ自分を責めるだけ。
今思えばもっと余裕を持ってできたこともあったでしょうけど、そんなこと考える余力さえなかった。
何とかこのクラスをまとめなきゃ、指導しなきゃ、日本語能力試験に合格させて進学させなきゃ、、、
でも、ある日そのしわ寄せが来ました。
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