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帰国難民・Dさんのその後:募金を届けました

先日、コロナのせいで帰国難民になっていた卒業生Dさんのことを書きました。

ベトナム人スタッフを中心に、教員も、同じクラスで勉強したり、彼を直接知っている学生はもちろん、彼を全然知らない学生も自分でできるだけの募金をしました。

それを持って、今日、スタッフの人が彼が居候しているという在校生のマンションに行ったそうです。

その時の写真を見せてもらったんですが、、、

もう満点の笑顔!!!!!


私は彼が入学したときのクラスで担任をしていたんですが、元々はあまり愛想がいいほうではありません。

ぶっきらぼうというか、無表情な方。勉強も真面目にしないのでその後の担任の先生たちも手を焼いていました。でも人を惹きつける何かはあった。ガラはたしかに悪いんだけど、何か憎めないところがあった。

その彼だから集まったとも言える募金。詳しい金額は聞きそびれましたが、まずはひと月は乗り切れる金額が集まったみたいです。

私が知る限り在校生全員、少しずつですが募金してくれました。ベトナム人だけではありません。国が違っても、自分だって一歩間違えば同じ立場かもしれないと思うと放っては置けなかったのでしょう。

そして、そのみんなの気持ちのこもったお金を受け取ったときの笑顔は文句のつけようがない百点満点💯こちらの方が励まされる。そして喜んでくれてよかった。

本当は彼の手元にほんの少しお金が渡っただけで、事態は何も好転していません。むしろ悪化している。でも、これで少しでも彼が励まされて、大変だけどそれでもほんの少しでも日本に良い思いを残してくれたら。そして一日も早く国に帰れる日が来て欲しい。

百点満点の笑顔の彼の写真を見ながら、職員みんなでそう話しました。

ちなみに私はあまりにも嬉しそうな彼の顔にたまらなくなり、見せてもらったPCの画面の写メを撮りました。



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