女子会のような上級クラス
一週間の最後は上級クラスでした。
今年の上級クラスはなんと全員女子。
残念ながらうちの学校では今年上級と呼べるレベルの学生が5人しかいないので、このクラスは私を含めて計6人。
他クラスのように最初混線状態でだれがどこにいるのか確認するだけで10分くらいとられることもなく、「音声が悪くなる」と言ってビデオをオンにしない学生もいない(何してるか見えないので「出来るだけオンにして!」とお願いします)、非常に安定したネット環境でしかも日本語でぺらぺら話しているので、
もうまるで女子会。
もちろん授業は進めますが、話の脱線レベルが違うよね。
「~したそばから」という文型を使った練習の時も、
「私はいつも服を買ったそばから新しいのが欲しくなります」という子に対し、全員
「わかる~!服や靴はいくつあっても足りない!」
女子だ。笑
そうだよねー。うんうん。
「じゃあ、今度政府から10万円が給付されるけど、それも服に使う?貯金する?それとももらったそばから…」
と話を振ると
「それはもらったそばから食費に消えます。」「私は家賃に消えます。」
現実的!笑 ほかにも、
「その前に10万円っていつくるんですか?マスクは私たちも対象になるんですか?」
あー10万円は外国人も対象だけど、マスクはどうだったっけねー?たしかにそもそも届くのはいつになるんだろうねー。東京の人がマスク来たって少し聞くからこっちはもう少し後かなぁ。でも夏にマスクは死ねるよねぇ、対策どうする?布マスクに保冷剤挟む?などなど
なんて和やか✨
下のレベルの子たちが一生懸命ネットにつないで発音練習や文型練習をしている姿もかわいいんですけどね。自然な、でも本人たちにはとても長い文章が作れた時の嬉しそうな顔はこちらも見ていて楽しいし。
でも問題はせっかく正しい答えを言っても誰がそれを言ってくれたのかすぐに見つけられなくてこっちが迷子になっちゃう💦声がした方に向けばいい対面とは違って、イヤホン越しでは「今のナイスな答え誰?」と聞くしかない。または声で判断するか。あとそもそもビデオをオンにしろ、せめてミュート外せって何回言わすんだって話でね。(←根に持ってる)
逆に5,6人くらいであーでもない、こーでもないって言いながら問題を進めていくのもたまには良いなあ。学生全員がこのレベルになったら最高だなあと思いながら終了。
1週間の最後は緩やかにこうやってのんびり終わって行きました。
上級からさらに超級を目指す彼女たちの授業準備はこちらもそれ相応の準備と知識量がいるのでそういう意味では大変ですが、活発な議論ができるのはやはりこちらとしてもいい刺激になります。
私はこのクラスでは既習文法の復習とそれを実際の場面で使用できるように持っていくのが主な仕事内容なんですが、次回はどんなネタで繋げてやろうか…楽しみです( ̄ー ̄)ニヤリ
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