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いつも心にYAZAWAを(#010)

こんにちは。はっしです。
皆さんは矢沢永吉をご存じだろうか。
言わずと知れた元祖ロックンロールスターである。
誰が見てもかっこいい、まさにロックンロールを体現している唯一無二のミュージシャンだ。
私は正直、ものすごく矢沢永吉に詳しいわけではない。
しかし、ある逸話がとても印象に残っている。

YAZAWAが何て言うかな?

あるとき、イベントスタッフが、矢沢さんが泊まるホテルのスイートを取ろうとしたのですが、手違いでツインを取ってしまった。慌てて謝ると、矢沢さんは、こう答えたそうです。
「あぁ、そうなの? いいよ、部屋がない訳じゃないんだから、気にしないでよ! ボクは別にいいから。ただ、ボクは別にいいんだけど、YAZAWAが何て言うかな?」
… 直後、あっという間にスイートが用意された──とも伝えられています。

https://news.1242.com/article/170324

この「YAZAWAは何て言うかな?」は伝説的なエピソードとして語り継がれている。このエピソードはともすれば傲慢を象徴するものになってしまいかねないところ、矢沢永吉の圧倒的なカリスマ性により、伝説と化しているのだ。

YAZAWAとは何か

ここで使用されるYAZAWAは単純に矢沢永吉のカリスマ性の煮凝りであるとも捉えられるが、私は「本人の身代わりとして存在する化身」であると定義してみたい。つまり、こういうことだ。YAZAWAは矢沢永吉であって、矢沢永吉ではない。ある種のシンボル的な価値を有するとともに、YAZAWAは矢沢永吉それ自体とは直接的には結びつかないものであり、YAZAWAがダメージを受けたとしても矢沢永吉には何の影響もないのだ。

YAZAWAを心に宿す

YAZAWAを心に宿すことによって、2つの効用が得られる。
1つ目は、自らの心に宿るYAZAWAを前面に出すことによってエゴイズムを纏わせ本体たる自分を大きくバルクアップした姿を表出させることが出来るようになることである。要するにスイッチのオンオフをYAZAWAの登場と退場に見立てているわけである。
2つ目はYAZAWAがあなたに向かって飛んでくる批判や中傷を受け止めてくれることで、本体たる自分が無傷でいられるようになることである。これはまさに身代わりのような効果であって、誰しも本来的には自分そのものを攻撃したいわけではないのだということをYAZAWAでよりイメージしやすくしているのである。
つまり、YAZAWAを宿すことは攻守にわたりきわめて有効な打ち手であるといえるだろう。

いつも心にYAZAWAを

あなたもぜひ、心にYAZAWAを宿してみて欲しい。
毎日がちょっとだけ楽しく、楽に、そしてちょっぴりrockになること請け合いである。

それでは、また。

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