乳がん発見 (人間ドックで)
子宮筋腫の摘出をしてからは2〜3年おきぐらいには人間ドックに行っていました。毎回血液検査で肝臓は引っかかるものの、乳房は異常なしでした。
しかし、子宮摘出から8年後のドックで引っかかりました。
自覚症状は全くありませんでした。
ドック エコー検査
乳房のエコーをとっていると、あれ?何だか時間が長くないかな。おや、静止画にして何やら大きさを測っている様子。これは何かあるな。とは思いました。でも石灰化だろうと勝手にいい方に考えていました。
やっぱりE判定の結果が届きました。2次検診に行くことに。
2次検診
マンモグラフィーには写っていませんでした。
エコーを見て、先生は「見逃してもいいくらいやけどね」と言いましたが、一応細胞診をします、とのこと。
胸に針を刺して細胞を吸います。結構グリグリされて痛かったです。
「多分大丈夫よ、心配せんで待ってて」
と言われたので、心配せずに待ちました。
でも乳がんについてはネットで調べました。
結果
悪性でした。ステージⅠ
先生「悪性じゃないと思ったんやけどね。ごめんねえ」
ごめんと言われてもね、先生のせいじゃないし。
治療の第一選択肢は手術でした。
部分切除なら入院は4〜5日 その後放射線治療5週間
全摘なら入院は10日〜1週間 放射線治療はなし 再建をするなら再建手術
ということでした。
術後の成績はどちらも変わりがないとのことでした。
子宮もないし、乳房に執着もないのですが、全摘までしなくてもいいかなあ、と思いました。もし、再建したくなってもめんどくさいしな。
術後の経過(生存率?)も変わりないようだし。
放射線治療しながらゆっくり養生しよう、と考えました。
その場で部分切除の手術を決め、手術の日程も決まりました。
入院・手術
入院前にCT MRI 歯科 呼吸機能 PCR の検査をしました。
入院当日は麻酔科の診察と手術の説明があり、同意書にサインしました。
手術当日
手術は午後からでしたが、朝から忙しく検査がありました。
センチネルリンパ節に転移がなければ他に転移している可能性が低いそうで、それを確かめるためにまず、センチネルリンパ節がどこにあるのかを調べます。
胸全体に1cm間隔でペンで印をかかれます。
乳輪の周りに注射を数回されました。これは痛かった。
あと造影剤を入れて機械に入りました。
手術
弾性ストッキングを履いて術着を着て手術室へ
今回は硬膜外麻酔はありません。なので背中の注射はありません。よかった。
「麻酔入れますね」と言われて キタキタ、足から手へ、なんかゾワゾワが上がってきます。ああもうすぐ頭やん、と思ったところで意識が飛びました。10秒数えました。
目覚めた時には足にポンプ、酸素のくだ、点滴、導尿が繋がっていました。
一度目が覚めてすぐにまた眠りました。
次に起きて意識がはっきりしてきました。
そんなに痛みはありませんでした。
その日の夕食から食べました。
ちなみに
これまでの手術で一番痛かったのは 膝の前十字靭帯再建術です。次が子宮摘出 そして耳下腺腫瘍摘出 乳がんは一番痛くありませんでした。
前十字靭帯は自分の筋をとって移植しているので、とられたところが痛いし、筋だから痛いのか、とにかく痛い思い出しかないです。
今回の乳がんの手術は切っているところが小さいので痛みも少ないのかもしれません。とはいえ、痛み止めを飲むくらいには痛かったですけど。
退院
術後3日で退院です。
傷に貼っているテープに負けてかゆくなった以外は困ることもなく過ごしました。
治療はこれで終わりではありません。
これから放射線治療とホルモン剤での治療が始まります。
乳がんが早く見つかってラッキーだったと私は思っています。
これから数ヶ月おきに検査するのは、毎回審判をされるドキドキもあるわけですが、何もなければ検査もしないで他の病気発見も遅れるかもしれないし。
早く見つかれば手術も小さくて済むかもしれませんし、乳がんの検診にはぜひ行ってください。私のようにマンモグラフィーには映らないでエコーだけに映るとか、逆もあるかもしれないので、マンモグラフィーもエコーも両方受けた方がいいのではないでしょうか。
乳がんがみつかってこの記事を読んでいる方がいたら、「きっと不安だと思いますが、頑張って」と応援したいです。