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自由自在

最近の稽古は、稽古で何をしているのかの解説がとても多い。

長く 言われたまま取り組んできた事への理解や発見があり、
楽しく感じる。

先生から聞いてきた話の意味が手に取るようにわかり、
(そうだったのか) と少し感慨深い時がある。

こういう話に縁できないまま やめていった人、
稽古に来ない人を勝手ながら残念に思う。

ただ、彼 ・彼女たちにとっては、それで良いのだろう。

先生が手本を見せた時、思うのは、それ以外 無いという事だ。

そのさなかにあり、そこにすべての自由がある事。

それは意図して行使できるものではないのに、
そこにだけ完全な自由があるという事を見る。

昔の人が本当にそれをできていたのかは、知らない。

でも稽古に来ている人ならできる可能性があるのか、と思う。

笑える。

2018/10/29 久保 真礼