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愛犬との暮らし方について、誤解されていること〜その2〜

前回の「愛犬との暮らし方について、誤解されていること」に続き、「犬に良い」と誤解されていることをピックアップしてご紹介いたします!


誤解5
「食いつきが良ければ、良いフード」

フードの「食いつき」は重要ですが、「なぜこのフードは食いつきが良いのか」をしっかり把握することがとても重要です。当社のバディフードは食いつきが良いごはんですが、それは食材本来の風味が活きていることによるものです。

一方、愛犬が好きな「脂質」を添加するなどの方法で食いつきを強化する製品も多くあります。AAFCOの栄養基準では「脂質」の上限が決まっていないので、食いつきを増すためには「動物性脂肪をめいっぱい足す」という設計がなされたフードもあります。
残念ながら、「脂質50%」という明らかに極端なドッグフードも、販売が許されてしまうのが実情です。ほぼ脂肪分のフードでは、愛犬の健康への影響が心配です。

食いつきが良い理由を、飼い主さんがしっかり理解するようにしましょう。食いつきを第一に重視するのではなく、長期的な健康維持を第一に、栄養バランスの取れたごはんを選び、食べてもらう工夫をすることがとても重要になります。

誤解6
「“獣医師監修”だから安心」

世の中の多くのドッグフードが、「獣医師監修」と銘打っていますね。
ですが、「獣医師監修」だから安心、というわけではありません。
実は、日本には、「栄養学」を専門的に教える獣医大学がありません。

そのため、日本国内では、「栄養学」に詳しい獣医師が非常に少ないのが実情です。残念ながら、レシピ本を出しているような著名な獣医師の先生でも、本の中身は栄養学的な根拠がない・または間違っている、というケースもあるようです。

「獣医師監修」だから無条件に安心するのではなく、ご面倒でも「どういう研究や勉強をしてきた獣医師なのか」「栄養学面ではどういう評判なのか」ということをしっかり見定めていくと良いでしょう。

誤解7
「“ヒューマングレード”だから安心」

「ヒューマングレード」は、そのまま日本語に訳すと「人間基準」です。AAFCOでは、ヒューマングレードを、「食材・製造・輸送・各種情報公開まで、全ての工程において人の食品と同じ基準で作られた製品」と定義しています。しかし、残念ながら日本では「ヒューマングレード」には明確な基準がない状態です。

そのため、日本のフードは、「ヒューマングレード」を名乗りながらも、食材は人間基準にも関わらず製造はそうでなかったり、ビタミン・ミネラル類など一部原料が人間の基準を満たさなかったり、表示すべき情報が人間の食品基準に比べて不足していたりするなど、バラバラです。

ちなみにバディフードは、AAFCOの基準を参考に、全てにおいて人間の食品と同じ基準で作ったフードがヒューマングレードであると解釈し、そのようにバディフードを作っています。

ヒューマングレード製品を選ぶ場合は、そのメーカーが「何をもってヒューマングレードを名乗っているのか」をしっかり把握すると良いと思います。

最後に…
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