あなたの生きる目的は本当に生きる目的といえる?
生きる目的が大事というと、自分には生きる目的があるという人がいる。
例えば東京オリンピックで金メダルを取るとか、
ノーベル賞を取るとか、
マイホームを建てるとか。
以前、バルセロナオリンピックの平泳ぎで
金メダルをとった岩崎恭子選手がいる。
金メダルをとって、生まれてきたよかったと喜べたか。
金メダルをとっても、次も金メダルと周りから言われてプレッシャーがかかっただけ。
本人は喜べない。
金メダルも有無同然。
有っても無くても苦しみがある。
このようなものは、生きる目的とは言えない。
どう生きるかという生き方の問題。
たとえ、死ぬまで喜びが続いたとしても死んでいくときはどうか。
自分がいよいよ死んで行くとなったら、これだけお金を稼いだから満足だとは言えない。一円も持って行けない。
これだけ人のために尽くしたと思っても、すべて光を失って、そんなことよりどうしたら死ななくて済むかしか考えなくなる。
こういうものは、生きる意味とは言わない。