死の解決といってもどうしてもいいか分からない?

キューブラー・ロスという人がいます。
1万人の死に行く人に寄り添ったという有名な精神科医です。
死ぬ瞬間』という本がベストセラーになりました。

ところがやがて自分が死んで行く時がやってきます。
その時には、自分がやってきたことは何の意味もなかったとNHKのインタビューに答えています。
以下のビデオの途中にその貴重な記録が出ています。

死の問題は、医学や、道徳倫理では解決できないということです。
臨死体験をした人にたくさん聞いて証言を集めた人もあります。
ところがNHKで、臨死体験も夢のようなものだとやっていました。

そうなると、死の準備をしたいが、どうしたらいいか分からないという人が出てきます。
そもそも「何とかせしなければならない」と誰も思いませんのでそういうことをまず思わなければ始まりません。
死ぬのは未来のことですが、未来が暗いと現在が暗くなります。
未来が不安だと、今から不安になります。

分からない問題は、知っている人から聞かなければなりません。
ではこの死の問題について誰が知っているかというと、
ブッダは、死の問題と、その解決をハッキリと教えられています。
ブッダは仏のさとりを開かれて、その仏の智慧で教えられているのです。

ブッダは、因果応報の因果の道理を繰り返し教えられました。

それを聞いた人は、善いことをすると善い結果になり、悪いことをすると悪い結果になるのに、実際に自分は悪いことばかりしていることを知らされます。

醜い心で死んだら恐ろしいなと思いますし、
そもそも自分が死ぬという無常がどれだけ分かるかも仏縁によります。
自分はやがて必ず死んで行くということと
自分の心で何を思っているかを見つめて、
死の問題が知らされて行き、それを解決するのが仏教の教えなのです。


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