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私と彼のこと(115)-爪②-

彼の薄くて可愛いピンク色をした爪。
しかしこれがなかなか鋭い凶器なのだ。
彼の両親が、3~4日に一度切っているようなのだが、新陳代謝が良いせいか伸びるのが早い。
抱っこしたときに、腕や脇腹を掴まれることがあるが、チクリと刺さって痛いのだ。

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家族は皆、猫に爪を立てられることにも慣れているので、どうといったことは無いのだが、彼自身の顔を傷つけてしまうので、用心して頻繁に切ることになる。
何度か試してみたのだが、私と妻(彼の祖父母)は老眼のせいで危なっかしい。
猫たちの爪切りが得意な長女T(彼の叔母)も、赤ちゃんの薄い爪を切るのは怖いといってやりたがらない。

いきおい、両親の担当になるのだが、傍で見ていてもなかなか大変そうだ。
一度にすべての爪を切るのはほぼ不可能で、隙を見ては一本ずつやっつけていく。
根気のいる作業だ。

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