私と彼のこと(5)-ほら、君の手はこの地球の宝物だ-
彼が我が家に来た
今日(2020年7月15日)、彼が退院した。
ほんの数十分だったが、我が家で過ごすこともできた。
明日からしばらくの間はRさん(彼の母親)のご実家で過ごすことになる。
妻(彼の父方の祖母)は毎週末、会いに行きたいと言っているが、迷惑になるのでほどほどにするように説得しなければならない。
でも本音を言えば、私も毎日会いに行きたい。
息子の息子
長男A(彼の父親)の右手と、彼の左手。
25年前、彼の父親の手も、今の彼と同じくらいに小さかった。
今では私より大きくなった。
あの頃、奥田民生の「息子」をよくギターで弾き語りした。
ほら、君の手はこの地球の宝物だ
まだ誰も届かない明日へ
ほら、目の前は透明の広い海だ
その腕とその足で戦え
ほら、目の前は紺碧の青い空だ
翼など無いけれど進め
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