見出し画像

私と彼のこと(118)-おはなししましょう-

彼が目を覚ましているときに顔を覗き込むと、目を合わせニコニコと微笑みながら、「アー」とか「ンックー」とか「ブジュー」と声を出してくれる。
声に強弱を着けたり、音を高低させながら「アーアーアーアーアー」と、かなり長く発声するようにもなった。

まだ喃語へと移行する前のクーイングの段階だが、私がオウム返しすると表情を変えて、再度声を出してくれたりもするので、何だか会話が成立しているような気がしてきて嬉しい。

この時期の関わりとして大切なのは、
●オウム返ししてあげる
●「おしゃべりが上手だね」「かわいい声だね」と褒めてあげる
●「そうなんだ、嬉しいんだね」「不思議だね、面白いよね」と気持ちを言葉にしてあげる
……などなど。

画像1

もちろん、彼はまだ私の言葉の意味がわかるわけではない。
でも、応答する際には大人の側も感情が動き、それは非言語的コミュニケーションで彼にも伝わっている。

彼が「誰かとおはなしするのは楽しい」と思える人に育っていくためには、周囲の大人が彼とお話しするのを心から楽しむことが必要だ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?