私と彼のこと(475)-子どもの貧困-

今日は、保育士向けのキャリアアップ研修にスタッフとして参加している。
ジャンルは「保護者支援・子育て支援」

講師が「関係機関との連携、地域資源の活用」のコマの多くを割いて、子どもの貧困についてレクチャーしていた。

相対的貧困と見なされる世帯収入について詳しく知ってみると、とかく「安すぎる」と非難されがちな保育士の賃金が、それほど低いわけではないことが見えてくる。
ただし、正規職員であるならば。

保育士の貧困を常態化させたのは、非正規雇用を公式・非公式に推進した政府ではないだろうか。
もちろん、事業者の責任もあるけれど。

さて、幸いにして彼は数値上は貧困とは見なされない子どもだ。
しかし、彼の生活が本当に豊かなものであり得るか否かは、私たち家族の関わりの質にかかっている。

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