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私と彼のこと(124)-「ノー」と言える人-

彼には「ノー」と言える人に育ってほしいと願っている。
それは彼自身や、彼がこれからの人生で関わる人の尊厳を守る力になるから。
そのためには、彼が「ノー」と意思表示したときには、それを最大限尊重しなければならないと考えている。

具体的には、こちらに悪気が無くても「ノー」と表現されたら、その関わりは即座にやめる、ということだ。
何度も「ノー」と言わせないということだ。
彼に、自分が発する「ノー」には意味と効果があると実感してもらうことだ。

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どんなに他愛のないことでも、どんなに彼の「ノー」が可愛らしいものであっても、軽んじたり茶化したりしてはいけない。
万が一、彼が『自分の「ノー」には相手を留める力がない』と誤学習してしまったら……
彼は、絶対に許容してはいけない暴力や人権侵害を受け容れてしまうようになるかもしれない。

私はそれを認めるわけにはいかない。

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