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私と彼のこと(6)-手引きのようなもの-

子育て応援ブック

地元自治体が配布している「孫がつなぐ笑顔の輪 子育て応援ブック」を手に入れた。
子育て世代包括支援センターが作成した冊子らしい。

少し調べたら、「孫育て・ニッポン」というNPO法人のサイトに記載されている情報を下敷きにしていることが判った。
そちらを覗いてみると、熊本県・岐阜県・横浜市・さいたま市なども類似のリーフレット等を公開していることが判ったので、早速DLしてみる。

3つの柱

どのリーフレットにも共通して記載されているのは……
「祖父母の育児参加は重要(母親一人に任せきりは大変)」
「でも、あくまでも祖父母はサポーター(主体は両親)」
「今と昔では子育ての常識が変わっている(頭の中をアップデートしよう)」という3点。
どれも、保育従事者として大いに頷ける。

要するに、親族による子育て支援なんだろう。
両親が主体的に子育てに取り組むことを通じて、養育者として自立していくことを支援する立場が、祖父母なのだ。

私の立ち位置

基本的に信頼して任せる。
求められたら援助できるように準備しておくが、両親が子育ての主体者として、感じたり・気づいたり・考えたり・工夫したり・表現することを見守る。
先回りしたり、余分な手出し・口出しをして、両親が実体験を通じて学ぶ機会を奪わない。
経験則だけに頼らず、最新の知識へのアップデートを心がける。

私がとるべき姿勢をまとめると、こんな感じになるだろうか。
つまりは、保育現場で保育者が子どもと関わるときと同じだ。

妻(彼の祖母)とも話し合っておこう。

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手引きのようなもの

道なりに 道なりに その道を造った人なりの
逆らってはいけない 合わさってもならない
体を左右に軽く揺らすとよい

山なりに 山なりに 丸く高く弧を描くように
高ぶってはいけない 冷めきってもならない
どうか届けと つぶやき投げるとよい

ああなんだ釣りをするときの手引きのつもりが
ああまるで君といるときの私ではないか

民生&陽水の「手引きのようなもの」の歌詞を、私はずっと「君=妻」と解釈してきたが、もっと広く・深く捉え直してもよいのかもしれない。

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