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私と彼のこと(83)-考えることは同じ-

私が一旦帰宅したら、Rさん(彼の母親)は既に出勤していて、妻が彼のお世話をしていた。
といっても、眠っている彼を見守っていただけなのだが。

妻は、「今まで我慢してたけど、あなたが帰ってきたということは、もし起こしちゃっても大丈夫ね」と、彼の頬を撫でたり手を握ったりしてから、入れ替わりで出勤していった。

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その後、私も個人的に頼まれている仕事を片付けたりしながら、スヤスヤ眠る彼を見守った。
もちろん、起こしちゃいけないので余計なことはしない。

しばらくして、Rさんがパートを終えて帰宅したので、私も安心して彼のお腹を撫でたり足の裏を触ったりしてから、再び出勤した。
考えることは同じだ。
そして、その間、彼は一度も目を覚まさなかった。

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