私と彼のこと(215)-泣き声-

昨晩は、彼の機嫌が悪かった。
理由は眠かったから。
原因は、昼間、Rさん(彼の母親)に連れられてご実家に行ったのだが、場所見知りと人見知りで緊張が解けず、全く昼寝ができなかったそうだ。

大好きなお風呂の最中も、珍しく泣き続けていたのだが、不思議と私はイライラしなかった。
子どもたち、特に長男Aが小さい頃に、お風呂などで泣いてグズられると、すごくイライラしたことを覚えているのだが、何故か彼の泣き声を聞いてもそういう感情は湧きおこってこない。

赤ちゃんの泣き声は、あえて人が反応しやすい不快な音になっているらしい。
赤ちゃんの訴えが大人に届かなければ意味がないので、当然のことだ。
自動車のクラクションや、電車の警笛と同じ仕組みなのだろう。

彼はあまり長時間泣き続けたりせず、普段はニコニコとご機嫌のいい赤ちゃんだ。
だからたまに不機嫌なことがあっても、長く続くことはないという安心感があるから、私にも余裕があるのかもしれない。
または、自分の子どもたち3人と、園児のべ600人位と関わってきて、少しは私も成長できたからなのかもしれない。

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