記録するたのしみとよろこび(1)-カメラ-
今日は、兄・N君の2歳の誕生日。
お祝いの会は、日曜日だった昨日に済ませた。
義弟(彼らの叔父)が作ってくれた大きなケーキや、長女T(彼らの叔母)からプレゼントされたストライダーなど、N君はたくさんの贈り物に囲まれて上機嫌だった。
個人的にグッと来たのは、Rさん(彼らの母親)のお母さん(彼らの祖母)が作ってくださった、カメラ。
Rさんに「じいじとお揃いだ」と言われると、N君の表情が変わり、私が首から下げているカメラにくっつけるようにして、「お揃い」をアピールしてきた。
同じものを同時に同じ場所で手にしている二人が共有する特別感を、彼が味わっていることが私に伝わってくる。
それはもちろん、私の表情や言葉を通じて彼にもフィードバックされる。
こうした感覚はもちろん大人にもあるのだが、幼児期のそれは大人とは比べ物にならないほど、感情や思考を揺り動かすものなのだろう。
勤務園の園児たちも、自分たちで作った共通のアイテムを持つことで「仲間」の証明とみなすことが多い。
合い言葉や、ポーズ・動作を真似る儀式なども、同じ効力を持つのだろう。
N君が通う園でも我が家でも、これから毎日のようにこうしたエピソードは生まれるのだろうと思う。
それを担任の保育士さんたちと共有していきたいものだ。