私と彼のこと(184)-ズレてる方がいい-

今日はオンラインで研修会に参加した。
実に面白かった。

例えば、「ズレを楽しむ・面白がる」という視点。
保育の質を向上させる上で必要不可欠な対話だが、それぞれに真摯に保育に向かい合い、また信念に基づいて実践を積み重ねているからこそ、噛み合わないことは珍しくない。
しかし「ズレを楽しもう・面白がろう」という視点を持っていると、モヤモヤもイライラも学びの手がかり・足がかりに見えてくる。

また、「動きを伴う保留」という概念。
一見すると停滞。
でも、思考停止してはいない。
情動も押し殺してしまってはいない。
考えつづけているし、感じつづけている。
そんな保留。
「それは実は、前進なんじゃないのか?」という、認識の座標軸を揺るがされる気づきを得た。

私と彼の生活にも目を向けてみる。
彼が誕生したことで、これまでは「みんな大人だし、そこはそれ、あまり干渉せずに」と水面下に沈めていた、家族一人ひとりの価値観や物事の捉え方の枠組みに関するズレが無視できないレベルで浮上してきている。
でも、そのズレは面白がればいいんだ。
捗らないな、進まないな、と心配なこともあるが、身体と頭と心を動かし続けていればいいんだ。
そう思えたこともまた、今日の収穫。

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