私と彼のこと(188)-弱虫だったんだヨネ-

彼はギターの音色が嫌いではないようで、私が近くで練習しているとニコニコとそれを眺めている。
色々と弾き比べてみたら、一番反応が良かったのは森田童子の「ぼくたちの失敗」
ゆっくりとしたアルペジオが、彼には心地よいのかもしれない。

私にとっての「ぼくたちの失敗」は90年代のドラマの主題歌だけど、発表は1976年。
私はまだ7歳で、リアルタイムで聴いた記憶はない。
どちらかといえば、当時30歳前後だった、私の両親(彼の曾祖父母)の時代の曲だろう。

スゴイな。
3世代にまたがって聴いていることになる。
ところで、優しさに埋もれることは弱虫を意味するのだろうか。
その辺りも、彼との生活を通して考えていきたい。

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