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記録するたのしみとよろこび(3)-なんない-

兄・N君が最近盛んに発する『なんない』
これは、「できない」「うまくいかない」の意。

大抵は『なーな!』という主張が、その前段にある。
この『なーな』は、元々は自分の名前を示しているのだが、この場合は「自分でやる!」という強い主張。

これを妨げると大変な騒ぎに発展するので、大人は見守るしかない。
しかし、かなり高い確率で彼の思った通りの結果にはならず、『なんない!』と叫ぶことになる。

このプロセスを、好ましい・微笑ましいものとして捉えるには、大人の側の気持ちの余裕が重要。
かくいう私も、朝、急いでいるときに始まると冷静ではいられないときもある。
そういうときは、心の中で素数を数えることにしている。
「2、3、5、7、11、13、17、19…」と。


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