【年齢別】7歳〜10歳の脳に良いこと!
このシリーズは10歳までにやります!
この年齢の時期は、「自分でやりたい気持ち」を才能へとつなげましょう!
この時期は、「自分でやりたい気持ち」が強まります。
それを大切にしつつ、上手な伸ばし方や叱り方が重要になります。
頭ごなしに叱ったり、指示や命令をするのは良くありません。
この時期は、叱り方や言葉のやりとりが難しい時期になるので、困ってしまうこともあるでしょう!
「なんで言うことをきかないの!」って、つい叱りつけてしまうことがあるのではないでしょうか?
(理由)
「3歳〜7歳までに不要な神経細胞を間引きする年齢」でしたが、7〜10歳では、神経細胞の間引きが完了します。
神経細胞が樹状突起を発達させていく時期になります。
樹状突起とは、神経細胞の一部です。
神経細胞が外部からの刺激や他の神経細胞の軸索から送り出される情報を受け取るために、細胞体から樹木の枝のように分岐した複数の突起のことです。
参考図化: 「0〜2才赤ちゃんの脳を育む本」
著者 久保田競 (主婦の友社)より
ちょっと難しい脳科学になりますので、イラストを載せてみました。
「この子のここを伸ばしたい」という親の願いを込めて関わり方をどのようにすれば良いのかを次にまとめていきます。
7歳〜10歳の叱り方!
「指示」するよりも「提示」していきましょ!
自ら頑張っていることに「すごいね」などの褒める言葉を掛けてください。
失敗やできないことに対しては「こういうやり方とこういうやり方があるけど、どっちを選ぶ?」と提示してください。
子ども自ら「こうする!」と決められるように導くようにしていきます。
(理由)
この時期は自己報酬神経群の働きが活発になるからです。
自己報酬神経群とは?
「自分自身に褒美をあげる」ことで、機能する神経細胞群のことです。
そのため、「自分で決めたことを自分で達成したい」という気持ちが強くなります。
自主性•主体性をもったときに喜びを感じるようになります。
その気持ちを削ぐようなことはして決してはいけません。
頭ごなしの指示や命令の叱り方は絶対にしないように注意してください。
私からのメッセージ
「叱り方」ってとても難しいと思います。
人間だから、感情的になってしまいますよね!
脳の成長を考えるなら、年齢別に関わり方を変えて子育てしてみてください。
あと、同じように叱るのは全ての年齢に共通してやってはいけませんので注意してください。
きっと、とても良い言葉掛けをしていると自分もポジティブになれます。
叱ったあとって、どうもモヤモヤしてスッキリしませんよね。
そんなモヤモヤになるくらいなら、この方法をやってみてほしいです。
完璧にやろうとしないで、1つだけチャレンジしてみるのも良いと思います。
成功すると、子どもの反応が良くて「またやってみようかな!」を繰り返していくと、知らないうちに習慣になっていたりしますよ。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
参考文献
PHPのびのび子育て「子ども脳を育むためにやってはいけないこと55」2016年12月特別増刊号より