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未来のためには、サイハテ村の発展は必要不可欠なんだけど、サイハテ村発展のため次に必要なことはコミュニティーマネージャーの坂井 勇貴が暇になることなんじゃないかと思う。
未来のためには、サイハテの発展は必要不可欠なんだけど、サイハテ村発展のため次に必要なことはコミュニティーマネージャーの坂井 勇貴が暇になることなんじゃないかと思う。
サイハテ村の発起人工藤 真工とは、2011年1月に出会った。
その年の11月にサイハテ村が開村するのだけど、遠目からではあるが村の紆余曲折もそれなりに見てきた気がする。
サイハテ村は開村から数年間、「工藤さんの村」という印象が強かった。
インターネットを通して情報発信をしていたのはほぼ工藤さんだけで、工藤さんが村を離れていたりすると村の情報は全く外界には出てこなかったりもした。
サイハテ村の近所に住む人達との現実世界での関係性は育っていたのかもしれないし、村の中の環境もいろいろ整えようとしていた段階だったのかもしれないが、実際問題、外界に情報は流れてこず、かなり閉じた村になってしまったなという、寂しさや残念だな気持ちも正直あった。
2013年、良い意味であんなにやばい人達が熊本で面白いことをしようとしているのに、知らない人が多いということや、誤解によるネガティブな声まで耳に入ってくるような状況が嫌で堪らなくなり、#お好きにどうぞ展 をやったり、何度かトークイベントをやったりした。
2014年、工藤さんが #かくめい に向けて動き始めたことで国内外を飛び回るようになり、村にいることが少なくなった。サイハテ村の中の動きがほとんど見えなくなり、外から見ていたら、「閉じた」ではなく「止まった」ような印象があった。
そして2015年、現コミュニティーマネージャーの坂井さんがサイハテ村の住人になった。初めて会ったときに、私が外から感じていたサイハテ村に関しての危機感と同じことを坂井さんも感じていて、チャットを通してだが、かなりの数のディスカッションした。
コミュニティーマネージャーは、ソーシャルメディアが発達して、企業がオンラインコミュニティーを持つようになり、アメリカで生まれた職種で、コミュニティーのリーダーではなく後ろから押し上げるような存在だ。
サイハテ村の場合のコミュニティーは、中心に住人の円があって、それを囲む形で村に出入りする人達による円があり、またそれを囲む形でネットなどを通して村のことを見ている人達の円がある...という3重のような形になっているんじゃないかと思う。
例えば、中心の円の村人の中で意識や考えのズレがあればそれをフォローし適切な方向に向け、2番目の円にあたる村に出入りする人達が快適に過ごせるようゲストハウスを整え受け入れ体制を作り、3番目の円にあたるネットを介して見ている人達のために情報を発信する、もちろんそれだけでなく必要ならば事務処理だって雑用だってする。
村のリーダーはいないとしても、発起人であり、どうせそうなる未来のための準備に奔走している工藤さんの思想を理解し、ときには先読みし、それを相手に合わせて翻訳し伝える...なんてことをすることも多いんじゃないかと思う。
それぞれの円が育つように、それぞれの円に対して適切な施策をすることで、間違いなく以前より開かれた印象で行きやすい村になったと思うけど、これすごい膨大な作業量だと思う。
そんな重要な「コミュニティーマネージャー」という職種には大きな課題がある。
それは直接的にお金を生むことがほとんどないし、効果が数値化しづらく対価も請求しづらいということ。私も、コミュニティーマネージャーという肩書きを名乗ろうとしたこともあるが、家族を養うために、この肩書きを使用するのはリスキーだなと感じて辞めた。
坂井さんは、超重要なコミュニティーマネージャーという職種をやっているけど、コミュニティーマネージャーとしての仕事以外に、稼ぐための仕事をしないといけない。
忙しくなることは良いことかもしれないけど、早いタイミングでアシスタントとか付けないと、坂井さんに溢れているホスピタリティー精神が削られてコミュニティーマネージャーとして機能しなくなるか、、ぶっ倒れるかじゃないかと思う。
あと、暇にならないとゆっくり未来のこと考える時間とか新しいことインプットする余裕も減りますよね。
暇になった方がいいと思う、坂井さん。
吉本 遥みたいなアシスタントがもっと増えるといいね。笑
というわけで、未来のためには、サイハテの発展は必要不可欠なんだけど、サイハテ村発展のため次に必要なことはコミュニティーマネージャーの坂井 勇貴が暇になることなんじゃないかと思う。でした。