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【セルビアぐらし】路上の小遣い稼ぎ
ベオグラードで道路を走っていると、信号待ちしている車の合間を縫って路上を歩く人を時々見かける。何してんのかと言うと、ジャグリングやらマジックやら・・・まあ大道芸みたいな感じ。
写真は、信号が赤のときに芸を披露して停車中のクルマから寸志をもらっている人の図。
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火のついた棒をくるくる回してて、確かにエンタメとしてはカッコいいんだけど、それよりもガソリンに引火させないでくれぇ~って心配の方が…(この国では、本当に引火させかねない)
そういえば、車の窓拭きをして小銭を稼いでいる人もいました。こちらも例によって、赤信号で停車している車の合間を小型ワイパー持って練り歩き、、、正直誰が頼むんだ?と思ってたけど、実際に拭いてもらってる人もいて、うまく経済回ってるなあ~と。
先程の大道芸も、車の窓拭きも、こういうのって寄付の心から成り立ってるのかな?
完全に偏見だけど、こういう弱者に対して施しを与える精神って、もともと社会主義で平等を是としてたからなのか、それともキリスト教としての隣人を愛す教えからなのか、そういうバックグラウンドがあるんですかね。
もちろん、あの人達が弱者かどうかは分からないんだけども・・・
今日のセルビア語:
1990年代初頭までセルビアは「ユーゴスラビア社会主義連邦共和国」という連邦国家の一員だったことは、セルビアやバルカン地域ファンであれば誰もが知ってる常識なわけだけど、その「社会主義」のことをセルビア語では"ソツィヤリザム(Социјализам / Socijalizam)"と言うらしい。
よく社会主義と同列に扱われて私も未だにどう違うのかよく分からない「共産主義」は"コムニザム(Комунизам / Komunizam)"、これらの対極に位置する「資本主義」は"カピタリザム(Капитализам / Kapitalizam)"、「民主主義」は"デモクラーティヤ(Демократија / Demokratija)"となります。
英語でもそれぞれソーシャリズム、コミュニズム、キャピタリズム、デモクラシーとなるので、同じようなもんですね。
なんかイデオロギーのお勉強みたいになってしまった…(なってない)