悩むことも大事。決断することも大事。高校生に教えられた「水深ゼ0メートル」
あの時、こんなこと思ってたよな。と、男である自分でも強く感じた作品だった。
高校生の時の悩みって当時はそれが全てで自分が正しいって思ってたし、
大人は敵だったし、気に食わない同級生もいたし、人と比べちゃう。
大人になってみてもう少しやりようあったなとか、
若さゆえだなってちょっとずつわかってくるんだけど、
あの頃のまま突き進んでもいいこともあるかもって、
当時の気持ちと今の気持ちを思い出したり確かめたりできる映画だと感じた。
あの4人はそれぞれみんなが悩みを持っている。
その悩みは
ある意味信念でもある。
自分の芯だからそれが揺らぐ出来事に直面すると
とても悩み考える。
この映画はその悩みに対しての向き合い方がめちゃくちゃ良かった。
ひたすら悩み続ける人。悩んだ結果、一旦考えを放棄する人。悩みを別の何かで埋めようと行動する人。悩みながらもそれを解決しようと動く人。
高校生という時期だからこそ、
そこに対する視点がどれも真っ直ぐで
高校生じゃない自分にはどこか懐かしく、忘れていたものだと思い出させてくれた。
みんながみんなに影響されて、解決に向かおうとすするのだが、
最後は自分の意思で前に進もうとしていた。
それが本当に良かったし、
勇気づけられた。
結局、最後決めるのは自分だよなと。
最後のシーンはまさにその象徴で、
映画である意味でもあるなと感じた。
俺も、生きていく中であの決断をできるようになりたい。
そう思えた映画でした。
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