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兵庫県知事選挙

兵庫県知事選挙、最高に面白い展開だった。
パワハラで訴えられて辞めさせられた斎藤元知事が復活当選したわけだが、時代が変わったと言える。我々はその節目にいる。

今回の選挙はテレビの嘘をSNSが暴いたオールドメディアの敗北と言える。SNSでデマが広がったと批判する人は時代遅れである。
そもそもデマを広げたのはテレビや新聞だ。今回の斎藤知事の報道は酷いものだった。蓋を開けてみたらほとんどが嘘だったわけだ。
パワハラが本当にあったのか調査するための百条委員会も酷かった。いじめに近い事をしていたし、N党の立花さんが入手した音声には都合が悪い事実をもみ消した証拠も残っていた。
それらが全てSNSで晒され暴かれたわけだ。
10年前だったら斎藤さんは負けていただろう。過去には元東京都知事の猪瀬さんや舛添さんがマスコミの犠牲になったが、今だったら情勢は変わってたかもしれない。

今やSNSというメディアはテレビ、新聞と同等に力を持った。
その原動力になっているのはスマホだろう。スマホが世の中を変えてるわけだ。
そこで生まれた問題もある。
例えばSNSを使えば匿名でデマや誹謗中傷を発信することができる。ただしそれは対象になってしまった本人もSNSを使うことで真実を発信できるので、SNSは諸刃の剣とも言えるだろう。
あとは無許可の録音問題。これから先スマホの音声録音をする人も増えると思う。兵庫県知事選でも録音データがだいぶ世間を騒がせた。

これらを踏まえて、経営者や責任者はこれから先、2つの事を気をつけないといけない。

一つは自身や店が誹謗中傷にさらされる危険があるという事だ。対抗策として自分がSNSアカウントを持つしかない。SNSアカウントを持つことは今や経営者や責任者にとって必須だろう。
驚くことに50代以上で飲食店で独立してる人の中にはSNSのSの字さえ知らない人が多い。

もう一つは録音に気をつけた方がいいと言う事。スタッフやお客さんとの会話、ライン、メール、会議の内容、などなどは全て流出すると思ったほうがいい。そういう気構えでいないといつか足元すくわれるだろう。
特に部下が店辞める時やトラブルを起こして話し合うときなどに、感情的に話し合ってはダメだ。録音されてると思い、冷静に会話をした方がいい。

経営者や責任者にとっては非常に生きづらい世の中ではあるが、適応していかないといけない。
ダーウィンは言った。
「生き残れるのは変化できる生物のみである」と。
それはいつの時代も真理である。

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