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年度末 PTA会長引退の挨拶文

2年間、PTA会長を務めさせていただきました。
私自身、今まで何一つ保護者会やPTAなどの役を担当したことがなかった上に、新型コロナ禍により、今まで当然のようにあった行事を開催するかどうかの判断に追われました。引継ぎ通りに事が進まないややこしさ、オンラインでしか話し合いができない大変さを身に染みて感じました。

分散登校と 1 年生のお迎えが始まると、子ども達が無事に登下校するにあたって、これだけ多くの方々の支えがある事を初めて実感しました。ご協力、ありがとうございました。
一方で、この2年間は行事の中止が相次いだため、PTAの今後を考え、組織・会計・行事の見直しを行ってきました。


ネットの情報などを見ると「PTA活動は負担だ」という声だけでなく、ややもすれば「PTAはいらない」という極端な論調がしばしば見うけられます。ですが、どうでしょうか。

コロナ禍の今だからこそ、子どもだけでなく大人にとっても、横のつながりがどれほどありがたく心強いものか知る事ができました。
PTAの活動そのものをビジネスライクに評価すれば、非合理的、外注すべき、役員に報酬を払うべきと言われがちですが、実は活動そのものではなく【保護者が活動を通して横のつながりを作り、子ども達のために一緒に考えて主体的に動く事】にこそ価値があるのだと実感しています。


いざという時にそれぞれの皆さんが繋がり合えるような【関係作りの場】になれば、幸いです。


これからも子どもたちのために皆さんが無理のないPTA活動を続けることができるように、(心を鬼にして)PTA活動と組織のスリム化を行いました。残念ながらこの2年間、行事を再開することができず実際の運用までには至っていませんが、今後のPTA活動にぜひ関心をお寄せください。

多くの子どもたち、保護者、先生、地域の皆さんの笑顔に元気づけられたかけがえのない2年間でした。


ありがとうございました。

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