うますぎた演説
素晴らしいスピーチ
居心地が悪くなるような綺麗ごとばかりだ
フィクションこそ感動的
聞く人々は簡単に心を動かされ、涙する
時代は動いた、今こそ!と
私は、話のうますぎる俳優には警戒する
こんな人は果たして
なんでも白黒はっきりつけたい病だろうか
印象的な言葉のコレクターだろうか
コンプレックスの塊だろうか
そもそも
正義のためには個人を醜く罵って良いのだろうか
その嫌悪は正義だから許されるのか
他に考える事がないのだろうか
自分に直接関係ないことになぜあちこち首を突っ込むのか
そしていちいち怒り、訴えるのは、自己満足のため?
そもそも、なぜボーッとして生きてはいけないのか
役に立たない自分で何が悪い
カッコいい印象的な演説
スローガンだけなら誰でも言える
提案なしの文句も誰でも言える
それは自己陶酔の娯楽だ
グラデーションの現実社会はもっと深く、穏やかで、スローガンだけでは到底説明がつかない