公務員の残業
世の中には様々な種類の残業がある。 例えば 残業代が無限に出る非管理職の社員による 残業代目的の残業。これは特に子育て世代の社員に多く見受けられる。
残業代が出ない管理職が帰った後、非管理職が何をしているかといえば ネットでアホなサイトを見て暇つぶししたり、喫煙室でおしゃべり。終電が終わればタクシー代が出るのでそこまで居座る。 これは癖になる。
一方、帰りたいが帰ることができない残業というものある。 なにせ肝心の上司が帰らないので、部下は帰る事ができない。 上司さえ帰れば部下は帰る事ができるのだが、これがいかんせん大変。 上司に「お先に失礼します」 これ、どれだけ言いにくい事か。 空気を読み、部下は無駄に残業する。仕事を終えてても、無駄な確認作業を繰り返す。結果として生じる魅力的な残業代。
最後にやはり、最低最悪の【必死の残業】。 始末書レベル、損害賠償レベルのトラブルが発生、もしくは納期が迫っているのにとんでもないミスが見つかり対応するなど、こんな作業が発生した場合の残業は、深夜残業どころか、連日徹夜。 場合によっては遠方に出張で連日徹夜作業。ホテルは一応、仮眠のために抑えているが、いったいいつになればお目にかかれるのか。 寝袋を常に持ちこんでいる人もいるが、寝ずに働いている人の足元で寝るのもなんとなく申し訳なく、やはり寝るのはトイレの便座。職場にはいつのものかわからなぬ古いおにぎりやペットボトルが散乱している。 もっとも最悪なのは徹夜明け。朝になると他の社員が普通に出勤してくるので、朝モードに切り替えないといけない。始発前に作業が終えていたらタクシーで帰宅できたのに、中途半端な時間に作業が終えた場合は徒歩もしくは電車で、仮眠の為にホテルへ寄るか帰宅しないといけない。カフェインと寝不足でガンガンに痛い頭を抱えて。 それでも成し遂げたからこそ、業務は発展した。
民間企業は、必死で頑張ってる。 なぜ? それは取引先との関係があるから。 約束、期限を守らない企業は捨てられるのが民間の世界。これが現実。
公務員。
叩きすぎるのも、褒めすぎるのもどうかと思う。
働き具合を残業時間だけでしか見ないのもどうかと思う。
できた事、出来なかった事、振り返って次にいかす事。
民間に習える事は見習えば良い。
核になる部分をなんでもかんでも外注すれば、組織は崩壊していまうだろう。