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わが子との初対面の日記
生後6日目、妻の退院に合わせて帰省して、初めてわが子と対面した。
病院のロビーで妻の腕に抱かれていた娘は、写真で見ていたよりもずっと小さくて、ずっと可愛かった。
それから十日間、妻の実家で初めての育児生活を過ごした。
娘は、「ふごー」とどこから出ているか分からない声を出したり、気分が良いと「ほー」と口をすぼめてみせたり、げっぷのために担ぐと眉間にしわを寄せておじいさんのような顔をしたりと、色々な仕草を見せては笑わせてくれた。
そのほか、毎日のように顔の印象が変わって驚いたこと。それでもしっかり両親の面影があって愛おしかったこと。体重が標準よりも増え過ぎて少し心配したこと。うんち後のオムツ替えの最中にうんちを発射されて笑ったこと。思っていたより早くミルク、オムツ、沐浴を習得できて内心得意気だったこと。両親が娘を預かってくれて、夫婦でゆっくり美味しいパスタを食べに行ったこと。
どれも忘れずにいたいなと思った。
総じて、とても楽しくて幸せな時間だった。
一方で、まとまった睡眠時間が取れなかったり、泣き声を聞いているとなんとなく焦るような気持ちになったりして、また仕事とは違う疲労も感じた。(もし一人で全ての世話をするとしたらノイローゼになりそうだなと、早くも思った。)
もちろん娘は可愛いし、してあげられる限りのことをしてあげたい。(滞在中も親バカ同然に溺愛していた自覚がある。)
そうはいっても、疲れるものは疲れるし、疲れ過ぎるときっとガタが出てくると思う。夫婦で上手くバランスを取らなければ、と思った。
今週末は、家中の片付けをした。
来週には妻と娘を迎えに行って、いよいよ我が家で3人暮らしがはじまる。(初めの一週間は、妻の母が付いてきてくれる。)
5月に妻が里帰りしてから散々に散らかった我が家(掃除機を一度もまともにかけなかった気がする)を、くまなく掃除した。
あらゆる布団やシーツの類は洗濯済み、ベビーベッドやゆりかご(レンタル)も設置済み、水回りも綺麗にしたし、迎える準備は万端だ。
来週が待ち遠しい。
今週もきっと忙しいけど、がんばろう。