『霞ヶ浦を徒歩で一周』2017年11月4日(土)初日
《稲敷郡阿見町大室~かすみがうら市坂エリア》
1
カー・オーディオに繋いだiPhoneのプレイリストをBobbyの曲だけにして、渋滞が始まるよりも早く用賀インターチェンジから首都高速三号線に乗った。三軒茶屋、池尻を超えて、らせん状の大橋ジャンクションを経由し、中央環状線に入ると、いくつかの分岐を過ぎて首都高速六号三郷線を走った。
常磐道に入ると、途中のパーキングエリアには寄らずに桜土浦インターチェンジで降りた。僕は、窓を開けて車内の空気を入れ替えた。
カー・オーディオのスピーカーからはSunny Hillsの後に続いてLoving Youのイントロが流れている。朝の空気は想像していたよりも寒くなかった。
霞ヶ浦方面に向かって国道356号線を走り、阿見美浦パイパスに入ると陸橋には少しモヤのかかった空気が漂っていた。先週に降り続いた雨で地面に湿気が残っているせいだ。
東京医大西の交差点を左折し、阿見坂下の信号を右折すると国道125号線に入った。左手に『予科練平和記念館』と『霞ヶ浦平和記念公園』が見えるその向こう側には、朝の光が差し込んでキラキラと湖面を輝かせている霞ヶ浦が見えた。
しばらく南に車を走らせると廃虚化した斎場があり、その脇道を入ると古いテニスコートの跡地を利用した駐艇場がある。そこがスタート地点の通称『フィッシュ村』だ。
駐艇場に入り車を停めると、すでに吉田さん夫妻と水辺基盤協会の仲間たちが待ってくれていた。僕は用意してくれたコーヒーを飲んだ後、予備で持ってきた着替えや雨具などの荷物を整理して出発の準備をした。
仲間たちに見送られて阿見町大室の『フィッシュ村』を出発したのは午前8時30分だった。
歌と自然と日々の徒然と楽しい内容をお届けします。ぜひ、サポートお願いします。