読書家の救世主!転読・捜読・掬読・音読・刻読。読書猿「独学大全」
読書家の救世主!転読・捜読・掬読・音読・刻読。読書猿「独学大全」
ボクは、自宅に、まだ読んでいない、読みきれないほどの本があるんだ。
ちょっと、途方にくれるよね。
こんなに読みきれないよ・・・。
悩ましいね。
そこで、「独学大全」に書いてあったことのありがたみに気づいたんだ。
なに?
転読(てんどく)と捜読(そうどく)だよ。
転読ってなに?
「ページに目を落としたまま、できるだけ速くページをめくっていく」(本書462頁)ことだよ。
捜読ってなに?
「見つけようとするものをあらかじめ決めておき、紙面に素早く目を走らせながら、転読(中略)でページを繰りながら、目的のもの(中略)を見つけるための読み」(本書467、468頁)だよ。英語では、スキャニングという。スキャンしながら読むみたいな。
なんで救われたの?
とにかく、めちゃくちゃ速く読めるから、全部の本を読むめどがついた。
でも、転読って意味あんの?
むかーし、超速読として、紹介した読み方だけど、あの有名な作家の、佐藤優さんも、やっていることなんだ。
佐藤優さんもやっているんだね。
とにかく、佐藤優さんは、超速読、すなわち転読を、買った本全部にたいして、まず行うんだ。
ふーん。
その上で、どの程度深く読むか、決めるんだ。決める分類の詳細は省くけれどもね。
佐藤優さんを、真似るんだね。
いや、ボクは、分類まではしない。
じゃあ、どう実践してるの?
まず、パラパラと転読しながら、興味をひく単語などを捜読する。
ふーん、そして?
興味をひく単語などを見つけたら、掬読(きくどく)する。(本書470頁以下参照)
掬読ってなに?
ようするに、拾い読みのことだよ。英語では、スキミングという。
ああ、昔、スキがたくさんついてた記事に、スキミングのことを書いたものがあったね。
大まかに言えば、以上のような流れだ。でも、本当に今の自分にとって、タメになると思った本は、熟読するけどね。
熟読もするんだね。
熟読する際も、以上の手順を踏んでいると、どこら辺のところを読んでいるか、本の構造がある程度、頭に入ってる。だから、木を見て森を見ずにならないんだ。
森はみなきゃね。
あと、よくやってる読み方が、あの、本書の帯も書いている、山口周さんがやってる読み方だ。
どんなの?
段落の最初の一文だけ読んで、面白そうだったら、読む、面白くなさそうだったら、読まない。
そんな雑な読み方でいいの?
どうせ、一字一句読んだところで、ほとんど忘れてしまうわけじゃん。だから、とても理にかなった読書術だと思ってる。
ふーん、まあ一理あるね。
そして、本当に超大事なところは、音読する。(本書502頁以下参照)音読は、記憶するには、最強の読み方の1つだからだ。
エビデンスもあるの?
あるよ。あと、熟読の最中にやるのが刻読(こくどく)だ。わかりやすく言えば、しるし(ボクの場合は付箋)をつけながら読み、後でしるしをつけたところをたどって読む、みたいな読み方だ。
へー、色々な読み方を、駆使してるんだね。参考になったよ。
⬆️このリンクを使わないと、めんどくさい検索をするハメに・・・。それを避けるためにも、ご活用ください。