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イギリスで職探し(フルタイム)
渡英してから4週間ほどが経ちましたが、私たちは夫婦ともども無職で渡英してきたので、絶賛仕事探し中です。
この記事では、イギリスで仕事探しをする前に何をしたかと、どうやって仕事を探しているかについて書こうと思います。
仕事を探す前にすること
1.携帯電話の契約
私は配偶者ビザ申請の際にビザセンターで無料でお試し用のSIMをもらったのでそのままLebaraを使ってます。特に通信が弱くて困ることはないですし、日本への国際電話のトップアップも非常に簡単にアプリでできたので大満足です。
2.銀行口座の開設
イギリスに移住してからすぐに夫が使用している銀行で口座を作ろうと思いNationwideに行って確認したところ、BRPカード以外に住所証明が必要と言われたので断念しました。
先駆者の人たちのブログを読んでいたらLloydsであればBRPカードだけで窓口にいかなくても口座が作れると書いてあったので実際に支店に行って確認をしてきました。
結果から言うと窓口で確認が取れた通り、住所証明なしでオンラインで口座開設をすることができました。ネットで検索するとMonzoをおすすめしている人が多かったのですが私は個人的にはMonzoなどのネット銀行は信頼していないのでイギリス4大銀行(HSBC, Barclays, Natwest, Lloyds)で作ることをおすすめします。
ちなみに、どうしてもLloyds以外の大手銀行で銀行口座がほしいなどのこだわりのある場合は、GPに登録をしてGPに住所証明レター(署名付き)を書いてもらえばいいと銀行の窓口で言われました。私は結局この方法を取らなかったので真偽は不明ですがイギリス人の義母によるとGPにレターを書いて貰う場合はお金がかかるそうです。
3.GPの登録
オンラインから登録できます。
個人情報に加えこれまでの病歴やアレルギー、ワクチン接種履歴などを入力すると数日後にSMS宛にリンク付きのメッセージが送られてきます。
リンクを押して指示通りに進むと添付の資料が見れるようになっていて、その添付資料で登録をかけたメディカルセンター(病院)のウェブサイトへのアクセスの仕方とそのウェブサイトとNHSのアプリの連携用のコードの情報が確認できます。
なお、指定の病院のウェブサイトにログインするとNHS Numberが見れるようになっているのでNHS Numberはここで確認してください。
私は渡英前から抱えている症状があったのでウェブサイトからすぐにGPのアポイントメントを取りました。GPとの面会(Session)が終わったらまだ別記事で詳細を書く予定です。
4.National Insurance (NI) Numberの取得
下記リンク先より申請可能です。就職する際に必要となるようなので早めの申請をオススメします。申請してから1週間ほどでNI Numberの書かれている封筒が届きました。
5.Provisional License(運転練習に必要な仮免許)の申請
私は日本で免許を持っていなかったのでイギリスで免許を取得することにしました。日本語のウェブサイトなどでは渡英後6ヶ月経っていないと免許の取得はできないと書いてあったりしますが、実際の規則は、1)年齢が15歳と9ヶ月以上である、2)20メートル先からナンバープレートが読める視力がある、3)ビザの有効期限が残り185日以上ある、の3点となります。
下記、英国政府が運営しているウェブサイトからの引用になります。
Get your first provisional driving licence for a car, motorbike, moped or other vehicle from DVLA online. To apply you must:
・be at least 15 years and 9 months old
・be able to read a number plate from 20 metres away
・have been given permission to live in Great Britain (England, Scotland and Wales) for at least 185 days
申請時に、過去3年間の住所を入力する画面が出てくるのですが入力する住所がイギリス国外のものだと古いウェブサイトに誘導され、そちらで情報を再入力することになります。渡英後1週間ほどで申請したのですが過去3年間の住所に関してはイギリス国外の住所の入力で問題ありませんでした。
オンラインでProvisional Licenseを申請完了すると数日後に郵便で申請用のフォームが届きます。渡しの場合、そこにBRPの番号や個人情報、運転免許証の写真などを必要情報を入力/貼り付けしてBRPカード(コピーでなくオリジナルのカード)を同封して返信用封筒に入れ、Special Deliveryを手配しました。
必須ではないようなのですが私は郵便局で郵送する際にBRPカードが紛失したら困るのでBRPカードの返却用にSpecial Deliveryの返信用封筒を入れて送ったので全部で18ポンドほどかかりました。また手元にProvisional Licenseが届き次第、別記事にてアップデートする予定です。
6.eVisaの申請
私の場合配偶者ビザが下りたのが2024年の夏ごろだったのでギリギリBRPカードがもらえるプロセスになっていました。ほかの方のブログやツイッターなどの投稿を見ているとHome Officeからメールが来ると書いてありますが私は来る前にオンラインからeVisa申請をしてしまいました。
申請後3日程度でeVisaが下りました、という通知がメールで来たので現時点でBRPカードが手元にある方は申請して早めの切り替えをお勧めします。
1つだけお伝えしたいのは、本人認証の際に自撮りをさせられるのですが、その時の写真がeVisaの写真になるのである程度きちんと撮ることをおすすめします。
私はあくまで本人が申請しているという証明用だと思ってテキトーに、ランニング後で髪の毛がぼさぼさの状態かつ部屋着で撮影してしまったのでeVisaが見れるようになってから夫と二人で確認して、とんでもない写真だねと笑いました。
7.歯医者の登録
NHSでは歯医者の治療費がカバーされないと聞いていたので、夫の家族が通っているプライベートの歯医者に登録をしてきました。
GPの登録と違って、実際に歯医者に訪問して登録をしたいという旨を伝えると希望の日程を聞かれ、その場で予約をすることができました。
料金は118ポンドでチェックアップ、クリーニング、レントゲン写真込みだそうです。私の場合渡英直前にチェックアップとクリーニングをしてきたので最初の予約は6か月後の2025年5月でお願いしました。
筆者の職歴について
イギリスでの職探しのブログを結構読んだのですが、皆さんの話は非常に役に立った一方で、結構ご自身の職歴などについて書かれてない人が多いので、成功体験を読んでも自分に当てはまるのかよくわからなかったので、まずは私自身の学歴と職歴について簡単に書いておきます。
私は日本でMARCHの文系学部を出てから、そのあとイギリスの大学院でMAの学位を取りました。大学院卒業後は日本に帰って誰も知らないようなベンチャー企業で1年弱働いてから転職をして前職は6年間ほど外資系の大手物流企業で働いてました。
部署としてはカスタマーサービス部門、営業部門、企画・開発部門を経験して、小さいチームですがマネージャーも経験させてもらいました。社内に外国人が仕事でも多く英語を使う機会が多かったので日常的に英語で仕事は行っていました。
今のところ、イギリスでも物流系の仕事をメインに探そうと考えています。
実際の仕事探しに使っているツール
1.日系エージェント
日系のエージェントを利用するのが手っ取り早いと思い、まずはそれぞれのサイト上よりCVの登録をしました。3社ともすぐに連絡を下さり、ビデオ通話/電話でヒアリングを設定してもらいました。
面談はすべて日本語で、これまでの職歴について簡単に共有したうえでどのような希望があるのかを確認されました。
・JAC Recruitment
担当者の方の返事がとにかく早い印象です。面談も必要情報を聞き出してテキパキ進めてくださるので30分かからないくらいで終わり、すぐに紹介された企業に応募を進めてもらえました。現在、JAC Recruitmentさんで一件応募を進めているところです。
・People First
担当者さんによるのでしょうがJAC Recruitmentと比べると、People Firstの担当者の方はより親身になってくださる印象があります。必要情報をとにかく聞き出すことを優先する、というよりは会話をすることを優先してくださるので話がしやすかったです。
3件ほど案件をご紹介いただいたのですがそのうちの1件だけ進めてもらえるようお願いしているところです。
・Centre People
日本にいたころからメールでの連絡はしていたのですがこっちに来たので面談の設定をしていただきました。個人的には3社の中で、一番安心感がありました。電話面談のお相手は日本人の方なのですが面談の最後に英語で質問をしてもいいですか?と言われ、ちょっとした日常会話を英語でしました。
自己申告の英語ができますと違って、エージェントさんが客観的に英語力を判断したうえで仕事の紹介をしてくれるのが心強いと感じました。
まだまだ仕事探しは継続するので応募が進んだらまた別記事で面接についてなど書ければと思っています。
2.求人サイト/掲示板
場所と職種で絞って色々見てますが、LinkedInで応募しても返事が返ってくるイメージがないのでまだ応募はかけてません。
・Indeed
仕事を探すのには向いているかもしれませんが個人的には一番使いづらかったです。そもそものウェブサイトの仕様が苦手で、何件か応募してみましたが連絡も今のところなしです。
3.その他
・企業のウェブサイトから直接応募
私は物流企業を中心に見ているので、前職の会社の競合他社のホームページに行ってvacanciesをみて、自分の経験が生かせそうなポジションがあれば直接応募をしています。
今のところ以上が私の使用しているツールになります。まだ就職活動を始めて2週間ほどなのでまた折を見て更新します。