一つじゃない
久しぶりに外に出て、久しぶりにカメラを持って、
久しぶりに歩いて、久しぶりに写真を撮る。
怠け癖や、諦め癖が習慣化してしまった僕でも、
今日はカメラを持って何度も同じものを撮り続けた。
思い通りにいかない、立ち位置を変えて、
フィルターを変えて何度も撮る。
頭の中で思い描いている写真のイメージが、
だんだんぼやけていく。
ゴールを見失う。
焦り、不安。
撮り続けていくうちに感じる。
『正面から撮る』
右や左、後ろ、かっこいいアングルばかり探していた。
何度も被写体と向き合ったからこそ気づけた世界。
上司も先輩も友人も家族もあらゆる方向から見れば、
その人を理解し、通じ合えるんだと思う。
今日上手く話せなかったあの人をもっと知りたい。
もっと色々な方向から見てみたい。
そうやって相手を知っていくんだ。
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