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私のホラーな話5~朝の二度寝時に~

 こんにちは。kasanaです。
今回は最近あったホラーな話をしていこうと思います。
 私は現在結婚をしており、朝、旦那を仕事に送り出した後、自分の仕事がない日は、お恥ずかしながら二度寝をしております。
リビングに置いているローソファーを枕にして、数時間眠りこける朝の一時は最高でございます。私はこれを「昼寝」を文字って「朝寝」と呼んでいます。しかしこの朝寝タイムに、毎回ではないのですが、たまーにホラーな体験しております。
 朝寝を始めたばかりの頃は、私が枕代わりにしているローソファーに男性がいる気配が何度かしました。恐らく夢だろうとは思うのですが、私が寝ているすぐ近くに一人の男性が腰をかけ、何をするでも無くただぼーっとしています。顔はぼやけて分からなかったのですが、作業着のような恰好をした比較的若い男性のように感じました。しかしこの男性が現れると、軽い金縛りに遭います。「体が動かない!」と思った瞬間、金縛りが解け、目を覚まします。恐らくこれは夢だろうとは思うのですが、気分の良いものではありません。もしかしたら、朝寝をしている罪悪感がこのような形で現れたのではないかと考えております。
 最近ではこの金縛り現象はなくなったのですが、その代わり変なモノが
ときどき見えるようになりました。朝寝の最中に、フッと目が覚めると、何気なくリビングの奥にある、ガラスをはめた扉を見ます。するとそのガラスの向こう側に、肌色の丸い物体が見えました。「えー何だろーあれはー。」と思いながら再び眠りに落ち、再度目を覚ますとその肌色の物体は消えていました。
別の日にも、同じように朝寝をし、フッと目が覚め何気なく扉を見ると、その扉が少し開いていました。その少しの隙間に例の肌色の物体がまたもや見えました。「まただ。何なんだろ、あれは。」と思い、何かの見間違えかと考え、よーく目を凝らして見たのですが、やっぱり肌色の丸い物体です。
「あの扉の向こうには、あんな肌色に見える物は置いてないし、何があんな肌色に見えてるんだろう。」と考えておりましたが、残念ながら睡魔に負け、そのまま再び眠りに落ち、再度目を覚ますと、やはり肌色の物体は消えていました。
そしてこの記事を書いている今日です。今朝、朝寝をしていると上記と同様、フッと目が覚め、何気なく扉を見ました。するとまたもや少し扉が開いており、上記と同様、扉の隙間から例の肌色の物体が見えました。「まただ。本当にあれは何なんだろう。」と思い、よーっく目を凝らしてそれを見ました。すると今回はあることに気づきました。その肌色の物体は顔でした。しかも見たことがある顔です。顔に気づくとその下の体も見えてきました。見たことがある服装をしています。そこにいたのは・・・

パジャマ姿の旦那でした。

しかし旦那は仕事に行っていて、すでに家にはいません。おまけにその扉の隙間に立つ旦那は何だか、平面的と言いますか、立体感が全くないのです。
その旦那は扉の隙間からこちらを伺うだけで、近寄っては来ません。
しかし私が少し目をそらした隙に、旦那は消えていました。
 しばらく、あれは何だったのかを考えました。それで出した結論は、あれは旦那の生霊だったのではないかということです。「自分だけ朝っぱらから眠りこけてていいなぁ・・。」と旦那の生霊に思われていたのかもしれません。ごめんね、旦那。


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