珍しく美しい工事現場より
イタリアン店の工事現場へ。ボード下地が多い昨今の工事現場にはない珍しい風景。
衣摺と言います。下地なのに美しいと思いせんか？
壁の仕上げのサンプルを左官さんがつくってくれて、みんなで質感や色合いを確認。
出隅や入隅の仕上げもイメージに合うように、左官さんがコテを見せながら丁寧に説明してくれます。
衣摺下地の上の漆喰塗り。これは下塗りなので完成ではありません。乾いた後に仕上げに入ります。
化学的に調合された漆喰が多い中、100％自然素材で配合してもらいます。市販で手に入る漆喰だけでなく、建築現場で使われる漆喰も100％自然素材は珍しくなってきました。
現場で配合中。今回はイタリアンの店舗で真っ白よりも黄色を混ぜた色に決まりました。色も自然素材（土）から出します。
左官さんの仕上げの塗り作業中。この色は乾くと薄くなります。
窓周りの納まりも、左官さんがカーブのある柔らかい仕上げにしてくれました。