小澤が芸人になるまでの流れ⑨
マリーマリー増田のイラストでグッズ出します。また詳細追ってお伝えします。
最近茎わかめにお金かけがちな小澤です。
さて京都から奈良へとやってきて夜です。
京都ではゲストハウスをとれず、奈良でもいくつかのゲストハウスがとれなかったり、行ってみたら妙な施設になってたりしてで途方にくれていました。
そんなときに電話したか、たまたま見つけたか。
奈良駅からまっすぐいったところのゲストハウスに泊まることになります。
ゲストハウスながらちょっとしたログハウスみたいな佇まい。
共有スペースでもろもろの書類を書き込みます。
ぱっと見、外国の人一人と目の前に同じように書類を書いてる日本人の女性。
そういえばゲストハウスに泊まるのは広島以来。人と話すこともあまりありませんでした。
せっかくならと声をかけて見ることにしました。
『どこから来たんですか?』
話し方は広島のお兄さんから経験で教えてもらってます。
『えっ?わたしですか???』
完全に怯えさせてしまいました。
怯えながらも岡山から来てること、喫茶店をやってること、その買い出しに大阪の方に向かうことを教えてくれました。
名前は小林さん
定型文のやりとりから、少しづつ笑顔のまじるやりとりが増えて来た頃。
もう一人、男の人がゲストハウスにやってきます。黒田さん。
小林さんとの会話をしていて、気づいたら黒沢さんも入って3人で話すことになります。
話してる流れで留年したこととか振られてみたいなを話したら叱られた記憶があります。
叱られたと感じたのは自身の未熟さゆえだったかもしれません。この一人旅も自分ではすべての勇気を出して、飛び出してきたつもりでしたが、まあただ新幹線のってなにかやってる気になってるだけと言われたらそれまでというか。
ちょっと納得いってない僕を見て黒田さんがコンビニに誘ってくれました。
これからどうするつもりか
そう言われて自分は『わからない、やりたいことがない』と答えるしかありませんでした。なんのためになにをするかがわかりませんでした。
それに対して『やりたいことあるよ』としか言ってこない黒田さん
勝手に決めんなよ、俺の何知ってんだよと思う小澤を尻目に黒田さんは続けます。
『やらない言い訳は探そうと思えばいくらでも見つかるんだよ。うちの会社にもいるよ、休みはなんかしたいって言って疲れててとかいって結局なんもしてないやついっぱいいる。なにかやりたいことはあるんだって言い訳してるだけで。まだわからないかもしれないけど、すべて準備万端できることのほうが少ない。自分でまだだと思っててもやらなければいけない瞬間が山ほどあるし、やってしまった方がいいことがある。迷ったら何も言わずGOや』
迷ったら何も言わずGOや
この言葉は言ってなかった気がします
ただ黒田さんの言葉は上も下も右も左も真っ暗の中、どうしたらいいかわからない人生の足元を少しだけ照らしてくれた、そんな言葉でした。
ゲストハウスに帰ってからも色々な話をしたのですがまったく覚えてないです。
覚えてるのはゲストハウスのノートに3人の似顔絵を書いて残し事だけ。
ちなみに前に書いた許せない人と出逢ったのもここ。鍵締め忘れて入ったオンナ。小澤が知らずに開けて睨みつけたオンナ。絶対ドアのない家に住ませる。
翌日、3人で東大寺に大仏見に行きました。
でっかい大仏
『仏の顔って、自分のうなじみる感じにで集中したらあんなんになるらしいですよ』
前日調べた豆知識披露したら大人の対応されました。
そして東大寺からでて、各々別の方向へ。
小澤ここから名古屋へ向かいます。