細白い男たち

トイレあるある、大をしにいって、大が出なくても一応ウォシュレットをしてみる。小澤です。陽気な幕開けごきげんようです。

さて今日は僕不思議な学校に通っていたなとふと思ったので通っていた高校について書かせてください。記憶が定かではありませんのでちょっと盛った話が多いかもしれません。聞いた話も多いので盛りを折り込みのうえお楽しみください。

小澤が通っていたのは茨城県土浦市の畑に囲まれた場所に校舎を構える『常総学院高等学校』。野球部が強いことで有名なあの学校。甲子園での優勝経験もあり、ダルビッシュ有選手率いる東北高校を甲子園で破ったなど名実共にすごい学校。

同級生にプロ野球選手もいた気がする。

野球以外にもスポーツは強く全国にいくような部活が多数ありました。

加えて、めちゃくちゃ頭のいい学校でもあるんです。中学校も併設されており、中学から高校へそのまま上がってきたいわゆる「内進組」の同級生には東京大学医学部に現役合格するような子がいました。

部活では全国にいく、学業では東大へ行く。学校全体をみたらとんでもない「文武両道」の学校だったんですね。思えば当時の校長先生は全校朝会の時口癖のように「我が校はエリートを作る学校です」っていってました。なんかすごいとこ来ちゃった私と日々感じてたのを覚えてます。ちなみに小澤は部活は途中で投げ出し、学業は鼻くそ程度だったので学校から見たら多分「農民平社員」だったと思います。

両極端な人たちが同じ学校にいるとどうなるか。

例えば修学旅行。まず部活組。旅行中はサボれる。と思ったら大間違いなわけです。全国を目指す目指せるような人たち。監督から修学旅行とて油断するなと御達しが出てるわけです。どうするか。

部活組は朝早く起きて宿泊施設の周りをみっちりランニングさせられるんですね。1日たりとも体を動かさない日があってはならないわけです。

一方学業組。こっちはこっちで勉強をサボってられないんですね。つまり朝早く起きて勉強してる。するとどうなるか。

修学旅行来てるのに生徒の半分以上が5時くらいに起きてる状態になるんです。

寝てないとかじゃなくて起きてこの時間。なんなの楽しくないの修学旅行。

もう一つ。

学年で球技大会があります。スポーツクラスも内進組も一堂に会します。

ソフトボール、野球部がやっぱりすごい。利き手とは逆の打席立ってホームランとかうつ。まじやばすぎ。ただやっぱり本当に全国レベルなだけあって本気ではやらないわけです。遊びながら普通クラスの生徒をバンバンなぎ倒します。

サッカーもそんな感じ。遊びながらやって終わりそうな時に点数適当に入れて勝つ。本気でやるのはスポーツクラス同士があたった時くらい。

さてそんな感じで進む球技大会。サッカーで「スポーツクラス」と「内進クラス」がぶつかる試合がありました。

かたや全国を目指そうという体バキバキに仕上がった男たち。対するは頭脳明晰将来有望、でも細白い男たち。結果は誰がみても明らかです。

しかし、なんと先制点は「内進組」。そうですスポーツ組が完全にふざけています。歓喜に沸く細白い男たち。志望校受かったんかってくら喜びます。

何よりやっぱり一生懸命なんです。できるできないんじゃなくてやる。そんな気持ちがプレーに現れてるんです。

そして試合は終盤。流石に負けてられないとスポーツ組がちょっとだけ本気を出します。あっさりに2得点。残りわずか1分足らずで逆転し、試合はスポーツ組の勝利に終わります。

はたから見たら当然の結果っちゃ結果なんですけど、試合終了したときのグランド光景、これが今も焼き付いてるんです。

全国クラスに運動できる人たちに本気で勝ちにいった細白い男たちが本気で悔しがって地面にうずくまる姿。


なんやこれ!!ただのドキュメントやないかい!!!!!


当時はバカにしてたけど、こう思い返してみると細白い男たち。かっこいいな。



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