ご祝儀袋が入った!「MBハイエンドレザーショルダーバッグ」糸を抜く
「MBハイエンドレザーショルダーバッグ」は長いものが入らないという弱点があります。しかし、ご祝儀袋が入る力は眠っているのです。
糸をほどくことで眠っている力を解放させたのでどうやったのかを紹介します。
※試す際は自己責任でお願いします。
長いものを用意
ダイソーでご祝儀袋を買ってきました。大きさが2種類あったので、大きい方のご祝儀袋が入ることを目標とします。
大きさを測ってみました。20cmです。
「MBハイエンドレザーショルダーバッグ」の底面を測ると縫いしろを除くと20.5cmくらいまでのものなら入りそうです。
なぜ長いものが入らないのか
20.5cmあるのになぜ20cmのご祝儀袋が入らないのか。
それは、ファスナーの引き手の金具が構造上完全に開かないので、かばんの口が19.5cmくらいしか開いていないためです。(惜しい)
それなら長いものは斜めに入れればいいんじゃないのかと思うかもしれませんが、斜めに入れようとした場合は、丸印の部分を回せる必要があります。
なので、縫い合わせられている部分の糸を抜けば、長いものが入るという結論に至ったわけです。
もちろん、自分ではできないのでかばん修理屋さんにお願いしました。
2,000円でお釣りがきました。
糸を抜いたのは、自分で使うときに身体側にくる部屋の1辺だけにしました。
糸を抜いた長さ
ご祝儀袋の一番長いところが23cmなので、
記事を書きながら気づいたのですが、三平方の定理で糸を抜く長さが出せますね。(もっと早く気づけばよかったです)
20.5cm^2 + 糸を抜く長さ^2 = 23cm^2
となるので、
糸を抜く長さ = 約10.4cm
(実際に測ったら糸を抜いた長さは8.5cmくらいでした。ファスナーのところから測ると10.5cmでした)
糸はファスナーを開き切ったときに引き手がない側になる方の糸を抜きました。
糸を抜かずに残った部分の長さは5cmちょっとで、修理屋さんは端をきれいに処理してくれているのがわかります。
ご祝儀袋を入れてみる
糸を抜いていない側はこんな感じです。
糸を抜いた側は、
このように
入っていきます。
入りました。
かなりぎりぎりですが、収まっています。(赤いのは自作のインナーカバーです)
スムーズな入れ方
この向きで、出し入れするのがスムーズなことに気づきました。
糸を抜くことでご祝儀袋は入りましたが、かなりギリギリなのでふくさ込みでは入るのか入らないのか。どうでしょうか。
1箇所縫い合わせが減ったので、全体の剛性感は少し落ちた気がします。
保険として、もしこの改造が失敗だったなと思ったときも、縫い穴はそのままにしてあるので、かばん修理屋さんで縫い戻してもらおうかなと思っています。