備忘録 22-11-28
家に賢妻あれば丈夫は横事に遭わず
――家有賢妻、丈夫不横事
『通俗編』
「丈夫」は夫。「横事」とは、思いがけない事故、アクシデント、さらには悪事に巻きこまれたりすることも含まれている。
家に賢妻がいれば、なぜそういう目にあわないですむのか。まず第一に安心感が大きく作用するかもしれない。もし、悪妻が家に居すわっていて、留守中何をやらかすかわからないといった状態では、外へ出てもオチオチ仕事に打ち込打ち込めないだろう。それほどではなく、頭のどこかに不安感が残っている程度でも、ミスにつながる可能性がある。また、家に帰って、グチや不満ばかり聞かされていたのでは、これまた仕事に立ち向かう姿勢に影響してくるに違いない。
公金横領とか贈収賄事件に巻き込まれたりするのも、家に賢妻がいれば、かなりの程度防げるのではないか。男を生かすも殺すも女房しだいといった面があるのだが、近ごろ「賢い妻」が少なくなってきているのは、残念でならない。
以上、「中国古典一日一言」(守屋洋)より
今日も一日顔晴りましょう。
今週も宜しくお願いいたします。
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