『Kurukara』製作までのお話~箱のこと
「ふるさと美唄にトリップする香り」製品化プロジェクトの裏話シリーズになります。
前回までに5つの香りの要素の話をしましたが、今回はそれ以外の部分の話です。
こちらも何回かに分けて書いていこうと思います。
アロマオイルを箱に入れたい!
香りが決まり、ロゴデザインが決まり、さて箱をどうしようかなと考え始めました。
箱を開けたときに「玉手箱を開けるような感動」があったら素敵だなと。
SAKURAブレンドの時は箱がなかったので、別になくてもよかったのですが、
将来的にはふるさと納税の返礼品にしたいとこの製品化プロジェクトを始めたときから考えていたので、箱を制作することにしました。
北海道発のものづくりの現場を間近で見て…
ゴールデンウイーク直前から、複数の道内企業から見積書を頂き、最終的には北見市にある「大黒屋」さんに決まりました。
大黒屋さんは「壺屋」や「北のカヌレア」や「オニオンスープシリーズ」など、北海道内では有名なお土産や菓子の貼り箱製作をされています。
札幌でパッケージ・化粧箱を小ロットから印刷│北の箱屋さん (36-8583.jp)
たまたま網走方面へ会社の出張で行くことあり、アロマオイルの瓶を持ってお邪魔させて頂きました。
最初は化粧箱で考えていましたが、工場を見学させて頂き、従業員の方がすべて手作業で貼り箱を製作されている現場を見て、
「手作りの貼り箱もステキ!」
と貼り箱にすることにしました。
オリジナルの貼り箱ということで、その場で打ち合わせを行い、出張から戻ってからもデザインやサンプルのやり取りがあり、昨日箱が納品されました。
北海道内の企業とお仕事を一緒にできること
中の人は、本業で北海道内の企業と一緒にお仕事をさせて頂くことが多いのですが、そのつながりから個人のプロジェクトでもご紹介を頂いたり、お世話になる機会が増えました。
その会社が持っているポテンシャルを「0から1」に引き出すという点においては、本業の標榜業務の枠に収まらないことが多々あります。
枠に収まりきらない部分をどうやって補っていくか?
それが個人プロジェクトの意義の1つでもあります。
この「B-tria Spica」というプロジェクトの中で、
北海道内の企業とコラボしたり、ものづくりを発信していけたらという意図が具現化できたかなと思います。
(アロマオイルのOEM製造は北海道内の企業ではありませんが・・・💦)
これからも、夏のイベントやワークショップなど、北海道内のたくさんの企業とコラボし、その企業の魅力を1人でも多くの方に知って頂きたいです。
今年の夏のイベントのコラボ企業についてはまた改めてお知らせします。
まもなく発売となりますが
ぜひご購入して頂いた方には、この手作りの貼り箱も大切に使って頂ければと考え、デザインもシンプルなものにしました。
フタは白く
中箱はプロジェクトのロゴカラーを
中の仕切りは高級感を演出するために黒
に。
名刺を入れたり、細々したクリップや文具を入れたりできるサイズです。
OEM製造中のアロマオイル本体はまだ納品待ちで、完成品は手元にありませんが、ステキな箱が完成し実物を見て、
11か月かけてやっとここまで来たんだという実感がわきました。
企画からブレンドレシピの柱立て、プロモーションなどはすべて中の人が手掛けてきましたが、
たった5mlしかない1本のアロマオイルに、たくさんの企業や方々が関わっています。
そんな世界に1本しかない「Kurukara」の香りを
ぜひ1人でも多くの方に感じて頂けますと幸いです。
次回は、コンセプトブックの話を書きます。
その後は、コンセプトの話を最後に書く予定です。