アジア・太平洋地域の芸能 台湾 ~海を渡り台湾で継承される伝統音楽 南管~
はいさ〜い
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空手の交流をお手伝いしていた関係で知り合った読谷村の宮平さんから、琉球王朝禮楽御座楽研究会の方々が、台湾に行くので、伝統音楽の楽器などを見てお話ししたい。と相談を受けたのが、8年前。(2015年7月)
その時、僕はたまたま台北にいられず、臺北市立國樂團の練習見学をおつなぎしたのが、先生方との出会い。
その後、台北城市国際交流協会の范さんと、大龍峒保安宮の和華楽社と金獅團を連れて沖繩へ。
その際に、先生方と座談会や演奏、武術交流など交流を行いました。
琉球王朝禮楽御座楽研究会の先生方は、伊是名島の清明節と首里城でしか演奏しない団体でしたが、台湾から伝統芸能団体をお連れするとお話しすると、沖繩県立図書館で快く共演をしてくれました。
この時にお連れしたのが、北管の団体「和華楽社」だったので、
どっちかというと路次楽との相性が良く、
僕も時間をかけて、南管の存在を認識し、少しづつです違いを学んでいるところでした。
その後、迪化街にある、大稻埕戲苑で伝統組踊保存会の公演をお手伝いしたり、少しづつ沖繩にいるときにもっと、沖繩の伝統文化に携わってればよかったなぁと思っていました。
昨年末に、宜野座村文化センターの小越さんから、
国立劇場おきなわの芸術監督 金城真次さんをご紹介いただき、金城さんの方から、アジア・太平洋地域の芸能の演出、今年は台湾で考えているとのお話があり、幾つか意見交換をして、你好我好が外部演出を担当することに。
内容を詰めて行った結果、琉球王府の歴史と深い関わりを持つ、台湾にも伝わった『南管』の音楽を紹介することになりました。
僕がこの公演に携わることは、例えば、沖縄に住むアメリカーが、琉球古典音楽の演出を組み立てるようなものなので、
日頃からお世話になっている、鄭惠中先生に文化監修を依頼することに。
また、日頃と違い、わかりやすくリラックスした雰囲気で台湾文化を紹介したいとのことで、司会・通訳は、青木由香が行うことになりました。
鄭惠中先生と台南を歩きながら、丁寧にご指導いただいているのですが、まるまる安心というわけでもなく、歴史背景や土地の記録をまとめる為に、現地に再度足を運んでお話聞いたり、図書館行って調べたりする毎日です。(中卒ですが。。)
団体招聘も当初は1団体のみの予定でしたが、台湾の歴史やレイヤーを表現するには、背景が違う南管二団体の特徴をしっかり伝えたほうがいいということもあり、今回はスタッフ関係者含む26名で沖繩を訪問することになりました。
おかげさまで、いろんな方々に後援やご協力をいただき、少しづつ形が見えてきました。本番終わったら、沖縄の伝統芸能の先生方をご紹介して、相互行き来する関係に繋げていきたいと思っています。
国立劇場おきなわの公演は10月29日。
翌日は読谷村でドキュメンタリー用の演奏風景を撮影して、妙武館の比嘉先生達と文化交流を行う予定です。
できるだけわかりやすく、沖縄の方々に台湾との奥深い関係を伝えたく、
そして文化の源流を辿ると、今の世の中が騒がしい事がアホらしくなるような、文化安全保障に繋がる動きを目指しています。
你好我好と台湾土狗、初めての合作ですが、良い演出と記録を残します。
座席に限りがありますので、入場券はお早めにお買い求めください。
公演詳細が載っている、特設サイトも見てくださいね。
感謝;台湾土狗
【写真;劉慶隆 老師 CHING LONG,LIU】
【題字;孫 大川 老師 Paelabang Danapan】