你是離鄉 / 還是歸鄉?
はいさ〜い!
先日は、沖縄から真栄城パイセンが訪れていたので、一緒に台北流行音楽中心で開催されている「唱 我們的歌 流行音楽故事展 MUSIC, ISLAND, STORIES: Pop Music in Taiwan」という展示を見に行きました。これまで何度か訪れてはいたものの、今回ほどじっくりと展示を観るのは初めてでした。大きなアリーナも併設し演出も多数行われていますが、流行音楽を紹介する展示も素晴らしく、中身が伴う文化施設で改めて台湾の凄さを感じました。
この展示では、台湾の流行音楽の変遷が非常にわかりやすく紹介されていて、これまでに曲を生み出してきたアーティストたちの人間味や、それぞれの時代の背景と共に、音楽が伝えたかったメッセージが感じられます。
電車の車内で流れる昔の音楽を紹介するセクションの中で、「最後的火車站」という曲が紹介されており、これは台南出身の方瑞娥さんが台湾語で歌ったもの。この曲の作曲者は沖縄出身の渡久地政信(1916年生まれ、1998年没)さんで、彼は様々な学校の校歌も手掛けたことで知られています。
真栄城パイセンが最も興奮した瞬間でした。
日治時代に台湾に移住した沖縄の人々は1万人を超え、今でも台湾とのつながりは非常に深いものがあります。
「你是離鄉 / 還是歸鄉?」というフレーズが展示中に登場し、とても印象的でした。
ゆっくり展示を見るのも楽しい台湾。
沖縄と台湾の文化の橋渡しをしていく中で、まだまだ学ぶべきことはたくさんあると実感しています。
これからも文化事業を通じて、人々とのつながりを築いていく活動を続けていきたいと感じています。
講演やお話を通じて、何度もいろんな方にお伝えしていますが、沖縄にもある貴重な文化資源、コンテンツをどのように整理して発信していくかは課題ですね。台湾から学ぶことは大きいです。
おすすめの展示紹介でした。ぜひ足をお運びください。