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UNI9UE PARK'22(ユニークパーク)

…というニコアンド(niko and…)が手がけるフェスに行って来ました!(ニコアンドはファッションやライフスタイルを提案する20~30代向けのブランド)。場所はお台場の潮風公園。

屋外のフェスなので何日か前から天気予報をチェックしていましたが、荒天で中止にならない限り行くつもりでした。当日は多少雨もパラついてレインコートの出番もあったけど、まあ無ければ無いでも過ごせたぐらいの雨量。ストレイテナーのホリエアツシさんは「これぐらいの雨なら亀とかカエルなら気づかないくらいですよ」とよくわからないMCをしてましたが(笑)、確かにそれぐらいの降水量でした。

さて、私が行く音楽フェスはほぼほぼOriginal Loveの田島さんが出演してるものだったりしますが、今回のフェスは他の出演者も観たい人たちばかりだったので、初めてこのフェスに行ってみることにしました!ということで観たステージ順に感想レポートなど。

まずは藤巻亮太さん!ソロ活動を始めて今年で10周年だそう。実は私「粉雪」がソラで歌えるほど好きな曲!(レミオロメンでは「明日に架かる橋」という曲も好き)。この曲が入ってる『HORIZON』というアルバムを当時よく聴いていました。私は遊佐未森さんが好きなのですが、自分の中でざっくり分けるとレミオロメンは遊佐未森さん系統の音楽に分類出来る感じ。しかし今まで藤巻さんのライブを観る機会はなく…今回初めて生の歌声を聴くことが出来て嬉しかったです!

今回、藤巻さんはある曲でカポをつける位置を間違えて(?)本来の高さと違う音程でサビのあたりまで歌ってしまったのですが、途中で歌をぴたっとやめて「ちょっとやり直していいですか。こんなに高かったっけってびっくりしちゃった(笑)」みたいなことをにこやかに穏やかに述べて最初からやり直していました。ところどころ出るMCも実直でソフトな感じで、ああ、こういう人だから歌がああいう世界観になるんだろうなあ~と妙に納得したりしたのでした。

楽曲ではフェスの場所が海に近いからと前置きして演奏してくれた「海のバラッド」という曲が特に良かったです。最後の2曲は「粉雪」と「3月9日」。初めて生で聴く「粉雪」に感動!やっぱり良い歌だなあ~と改めて思ったのでした。また機会があれば藤巻さんのステージを観てみたいです!

続いては現在ひとりソウルツアーというソロツアー真っ只中の田島さん!東京公演は11月3日とちょっと先なので、その前にこのツアーがどんな感じなのかチラ見したいと思って今回観に行ったわけですが、バンドツアーでもやらなかったアルバムの新曲を最初に2曲もやると思わず、すっごく驚きました。「事情によりこの会場の中で自分しか知らない曲をやります!」と前置きをしてから演奏していたのには笑っちゃいました。とは言えツアーでは演奏してると思うのですが、とりあえずこの会場に聴いたことがある人はいないだろう、ということかと。

観客層をちらりと見回したところお初に田島さんを観る人も多そうな感じでしたが、そんな中で演奏した新曲に対するお客さんの反応が良かったので嬉しそうな田島さん。確かにめちゃ良かった!11月16日発売のニューアルバム及びひとりソウルツアー本公演がますます楽しみになる内容でした。曲途中でダンスも飛び出すなど、とにかく終始楽しくゴキゲンなアクトでありました。

お次はSPECIAL OTHERS。インストのバンドです。前にビバラロックの放送で観たことがあり、一度生演奏を聴いてみたいなあ~!と思っていましたが、バンドの雰囲気はこのフェスに一番合っている感じ。会場は公園だけあって下は芝生(?)で、雨で多少ぬかるんだところもありましたが、ふだん私はアスファルトで埋め立てられた道の上を歩くことしかないので、そういう場所で生の音楽を聴けてすごく気分が良かったです。

チャンスがあるとたまに土の上をあえて歩いたりしますが、人はやっぱり地球の一部なのでそうするとちょっとコンディションが整う感じがします。なんとなく調子が悪いけど原因がはっきりしないような方は海岸とかに行って砂浜を裸足で歩いてみたりするとだいぶリフレッシュ出来るんじゃないかと(※個人の感想です。少なくとも私はそうです)。というわけで大地を感じながら聴いたSPECIAL OTHERSもとっても良かった!こちらもまたライブを観たいな、と思いました。

てことでここまで三組のステージを観てきましたが、私は夕方には帰らないとならなかったので最後に観たのが次のステージのストレイテナー。ストレイテナーのボーカルのホリエアツシさんは、何年か前のビバラロックというフェスのアンセムズ(日本のロックをカバーするスペシャルコーナー)でミスチルの歌をカバーしたのを観て以来。バンドとしてはお初。普段はバリバリロックなバンドのようですが今回はアコースティックセット。

彼らはステージのセッティングの時からなにやらわいわい楽しそうでしたが、演奏最後にメンバー全員で肩を組んで挨拶していたりして仲の良さを感じました。彼らのステージの頃には風が出てきて、屋外で聴く気持ち良さも最高潮!\(^o^)/ホリエアツシさんも「いいねえ~」とMCで連発してステージを楽しんでいるようでした。

そして前述したようにここは海の近くということで、なんとスピッツの「渚」のカバーを披露!これがホリエアツシさんの声にぴったりとハマッていてめちゃくちゃ良かったです!残念ながら公園には元々白い仕切りがされているようで、その向こうに広がってるはずの海は全く見えなかったのですが…しかし、海のそばはやはり独特な湿気を含んだ空気があって、そこで海を感じていた私でありました。

福島県は猪苗代湖畔で開催されているオハラブレイクというフェスもやはり湖岸だけあって同じように湿気を含んだ空気なのですが、ステージの規模や設置の仕方などが今回のフェスとよく似ていて、何年か前に何回か行ったオハラブレイクのことを思い出したりしていました。水辺とかの自然の中で聴く音楽は屋内で聴くのと違って本当に格別なのであります。機会があればぜひ!

今回のフェスはファッションブランドのフェスだけあって、無料エリアの敷地内ではニコアンドや他のメーカーの衣料やグッズなども売っていました。他にはキッチンカーも各種来ていて、食事やドリンクも楽しめます。有料のライブチケットを買わずに一人でふらりと来ても楽しめるし、さらに家族連れで参加しても楽しめるんじゃないかな、と思いました。私もまた来年タイミングが合えば行きたいです!

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