アニメーション映画『音楽』
U-NEXTでアニメーション映画『音楽』を観ました。これまた長らくマイリストに入れておきながら観れていなかった作品なんだけど、ひとことで言ってすごい!!思わず声をあげて笑ってしまったシーンも多々アリ。面白かったー!!(≧▽≦)いろんな人に観てもらえたらいいな、と思うのでネタバレなしで感想書きます。
予告編↓
私は原作も知らないし内容もよくわかってなかったんですけど(観る前に予告編すら観てない(^-^;)、舞台は昭和なのか平成なのかわからない時代設定の日本。ヒロインの女の子はなぜかスケバン風だし、男の子達もいつの時代の不良なのだ?というルックス。同じ学校の音楽仲間(?)はなぜかフォークソングをやってるしwでも山ほどCDがあったり部屋にエアコンがあったりするとこ見るとやはり平成以降の設定なのかな(-ω- ?
この作品は監督の岩井澤健治さんが大橋裕之さんの漫画を元に7年以上もの歳月をかけて手描きで作り上げたアニメーション作品らしく、鉛筆のような細い線で描かれたシーンもあって、それが圧巻!走ったりしてるときの躍動感もすごい!また、登場人物が音楽を聴いたりしたときに自分の世界に入り込んでしまうときの表現が秀逸!
背景は水彩画っぽいけど、それもすごく丁寧に細かいところまで描かれていて。それがなんだか普通に風景の映像を見るよりも現実の風景っぽく見える感じで良かった。本物よりも思い出の中にある風景に近くなると言ったらいいか。どこかにも書いてあったけど、これを一人で作画したという監督の執念に脱帽。
登場人物のキャラクターではなんといっても森田くんが最高でしたが、他のキャラも個性的!ロックフェスのシーンも良かったなあ~。いやー、今年もいろんな映画観たけど、映画が多少商業的になるのは仕方ないにせよ、商業的な成功だけに重きを置いてる作品ほど面白くないものもない。やっぱりこの作品みたいにこれをやりたいんだ、という表現者さんの情熱が感じられるものはすごく面白いな!と思いました。
来年もまた人の情熱に裏打ちされた素晴らしい作品にたくさん出会えますように…!てことで『音楽』、おすすめの作品です。上映時間も約1時間10分くらいと短めなので機会があればぜひ!
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