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神楽坂ぶらり旅〜宮城道雄記念館など

これまたちょっと前の話ですが、例によって思いつくまま都内を観光する旅をしてきました!今回行くことにしたのは神楽坂。お散歩ガイドブックを見ていて今回はここだ!と思ったのでした。

そんな神楽坂での目的は3つ。まず1つ目は毛沢東スペアリブで有名な青山シャンウェイでランチを食べること、2つ目は箏曲家・宮城道雄の記念館に行くこと、3つ目は「AKOMEYA TOKYO」の旗艦店に行くこと。まあ半日の旅なのでそれで精一杯かなと思いつつ神楽坂へ出発!とりあえず飯田橋駅から神楽坂の青山シャンウェイへ向かうことに。

お店に入って案内された席につくと、いかにも業界人といった人たちが芸能人の名前を出しつつ近くで会食してて、さすが神楽坂だなあ〜と思いました。それはともかく毛沢東スペアリブが食べられるランチメニューがあるといいけど…と思っていたらありました!毛沢東スペアリブがのった排骨麺!!どれだけ辛いのかと自分が食べきれる量なのかが心配でしたが、ここまで来たら後には退けない!と思って注文。それがこちら。

排骨麺1,500円。サラダとかいろいろついてくる

わっ!思ったより辛そう…!そんなに辛くないと聞いてたけど私にはやっぱり辛かった(汗)でもめちゃくちゃ美味しかったです。量も多かったけど頑張って食べきりました。ただ、せっかく神楽坂まで来たから甘いものも食べたいと思っていたけど、夕方までお腹いっぱい過ぎて無理でした…(笑)

さて、次の目的地は宮城道雄記念館。神楽坂から曲がって地蔵坂を通ってああ行ってこう行けば行けるらしい(テキトー過ぎる覚え方)。ということで飯田橋を背にして神楽坂を登り始めました。すると両側に楽しそうなお店がたくさん。わー!と思いながらあっち側もこっち側も見ながら歩いていると向こう側にお茶を売ってるお店を発見。緑茶はいくつあっても困らないし緑茶を買ってこうかな、と道路を渡りました。

お店をチラ見しただけで結局買わなかったけど、そのまままた登っていくととあるお店のディスプレイになんとなく既視感が。あれ?この感じどこかで…

くるみ割り人形&マトリョーシカ

お店の看板を見上げてやっぱりそうだ!と思いました。"欧州航路"という雑貨屋さん!えーっ!こんなところにもあるの?とびっくり。以前、有明のガーデンシアターにこのお店があって入ったことがあるのですが、そこで買った傘が気に入ってずーっと使っているのです。ということでいつかまた行きたいお店のうちのひとつでした。神楽坂店があったとは知らなかった!めちゃくちゃ嬉しい!!ということで店内をくまなく見まわっていくつかお気に入りを購入。嬉しい偶然でした。

さて、寄り道したけど今度こそ宮城道雄さんの記念館へ向かおうと地蔵坂の方へ向かいました。地蔵坂を登るとお煎餅の自動販売機を発見!

五家宝を購入

お菓子売ってる自販機は駅ナカにあったりするけど、住宅街にあるのが面白いなと思って一つ買ってさらに進むと今度は中華まんのお店があり、外国人が買っていて近くの公園で食べるみたいでした。お腹いっぱいじゃなければ私も食べたかったな、美味しそう…!と後ろ髪ひかれつつもなんとか宮城道雄記念館に到着。

ところで、宮城道雄さんて誰だかご存知でしょうか?宮城道雄さんはお正月になると必ずと言っていいほどテレビ番組で流れる、あの「春の海」という曲を作った方です。

ちなみに私は曲は知ってても作曲者の名前は知りませんでした。しかしガイドブックを見た時、あの「春の海」を作った人についての記念館があると知り、音楽好きとしてここは行っておかねば!と思ったのです(聖地巡礼的な)。今回神楽坂に行くことにしたのはこの宮城道雄記念館が決め手でした。

受付で入館料を払うと、案内の人がまず「春の海」ともう一曲、宮城道雄さんが演奏している曲を聴けるDVDを見せてくれました。「春の海」は福山市にある鞆の浦で着想を得たようなのですが(こうなると福山市、前から行きたかったけどさらに行きたくなった)、この曲は目で見た光景を元に作られたものだと長年思っていました。しかし、宮城道雄さんは8歳の時に失明しているのです。小さい頃に目が見えていたとは言え、聴こえる音や身体に感じる湿度や温度や風や…それだけであの曲を作曲したのかと思うと本当に驚きました。

よく考えてみれば、むかし音楽の道に進むのは盲目の人が多かった、というのはわからないでもないのですが、そこまで思い至らなかったというか…宮城道雄記念館にはその「春の海」を作曲した時の箏や晩年愛用した箏が展示されていたりと、宮城道雄さんの存在を身近に感じることが出来ました。八十弦(!)の箏を考案してみたり(レプリカが置いてあります)、すごく斬新なことをやってのけた方でもあったのですね。この記念館ではそんな宮城さんが生前実際に使っていたという離れを見ることが出来ます。

検校(けんぎょう)の間。国登録有形文化財

畳もおそらく当時のそのまま…よく聴いていらっしゃったのであろう蓄音機が置いてあったり。ここが神楽坂であることを忘れてしまいそうな時間を過ごせました。行って良かったです。

ということで目的を2つ達成することが出来た私、続いてはいざ、最終目的地のAKOMEYA TOKYOへ。小さな道だと迷子になりそうなのでとりあえず大きそうな道路へ行こう、と辿りついたのが牛込中央通り。後から地図を見たら少し遠回りしてしまったようですが、この通りでもいくつかの発見が。まずは、こちら。

牛込神楽坂店

肉汁餃子製作所ダンダダン!このお店は特に珍しくないのでは?と思われるかもですが、私にはちょっとタイムリーな案件で。こないだピアノトリオ・H ZETTRIOのピアニストH ZETT Mさんの独演会に行ったことについてこのnoteに書きましたが、H ZETTRIOはこの肉汁餃子製作所ダンダダンのテーマ曲(?)を作っているのです。

餃子とジャズの組み合わせが意外過ぎますが(笑)めちゃくちゃカッコいいナンバーです。ダンダダンのお店はまだ入ったことないので、いつか入って餃子食べたいです!

そしてさらにその先をずんずん進んで行くと旺文社のビルが見え、またその先に新潮社のビルを発見。新潮社ってここにあるんだー!知らなかった!!

新潮社本館

さらに進むと…

本屋大賞を取った『成瀬は天下を取りにいく』の続編の宣伝が。そっか、成瀬〜は新潮社だったのね。私が中高生なら間違いなくハマったであろう小説ですが、大人が読んでも面白そうです。そして、ここまで来ると目的地はすぐそこでした。AKOMEYA TOKYOに到着!

東西線神楽坂駅のすぐ近く

やったー!目的地到着!!食材だけでなく、食器や雑貨やバッグ、グリーンなども売ってました。たくさんあり過ぎて目移りしまくりました(笑)さすが東京のお店は品揃えが違う。食事なども出来るのでデザートとか食べたかったんだけど、排骨麺パワーでお腹いっぱい過ぎたので諦めました…

と、ここでお話は終わらず、せっかくだから帰りも神楽坂を通って飯田橋駅に向かおう、と歩き始めると今度はおせんべ屋さんに目が止まりました(埼玉県民だけあってせんべが好き)。店内に入っていろいろ見ていると、地蔵坂で立ち寄ったお煎餅の自販機と同じものが置いてあります。あれ?ここ、もしやあの自販機でお煎餅売ってるおせんべ屋さん?と思って店主に聞いてみるとやっぱりそうでした!ちなみに"神楽坂地蔵屋"というお店です。話好きな面白い店主さんがいるので神楽坂に行かれた際は立ち寄ってみてください。

…ということでぶらり神楽坂の旅、楽しかったー!まだ行けてない他の坂道や横丁も歩いてみたいので、また是非行きたいです!


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