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VIVA LA ROCK@さいたまスーパーアリーナ 2022.4.30

行って来ましたー!ビバラロック2022@さいたまスーパーアリーナ!昨年も行ったんですけど、昨年はまだまだこのご時世にロックフェスとかダメじゃね?という逆風の中の開催だったので、なんとなく心からは楽しめない感じでした。が、今年は楽しみました!すっごく楽しかった!(≧▽≦)

それは出演者の方たちも概ねそうだったようで、すごく雰囲気が良かったです(他の日のことはわかりませんが)。いろいろあって私が会場に着いたのは昼過ぎのBE:FIRSTがステージをやっている時。BE:FIRSTはSKY-HIが手がけているいわゆる歌って踊れるボーイズグループ。そしてこの日のトリはSKY-HIという、4/30のビバラはSKY-HI&BE:FIRSTファンの一味が観客の半分以上を占めるんじゃね(-ω- ?)という日でした。

まあ、そうなるとやはり不安はありました。目当ての演者が出てくるまで前列をテコでも動かずに、興味のないライブを地蔵状態で観る人たちが出てくるんじゃないかと…(要するに、踊ったり歌ったりする"イケメン"が好きなのであって"音楽"が好きなわけじゃない人たちは必然的に他のミュージシャンの音楽に興味を持たないだろうと思うので)。しかしながらそこはSKY-HIの人望の成せる技か、そういう参加者は私が見たところでは見当たりませんでした。Original LoveのステージでもBE:FIRSTのファンらしき人たちが盛り上がって観ていたようです。

今回のビバラはアリーナを贅沢にも縦に使って大きめのステージを二つ並列に並べて(もうひとつ小さなステージがアリーナの外にアリ)、片方がステージをやっているうちに片方がステージをセッティングして交互にステージをオープンするという方式でしたが、それが功を奏した模様。アリーナ席の後ろの方はほとんどのステージでがら空きでしたが、Original  Love以外は後ろの座席でまったり観たかった私としては前方がギューギューで後方は余裕のある今回の感じは良かったです。

しかしOriginal Loveを最前ブロックで観たときの音の大きさと振動はかなりヤバかった!日比谷野音の前の方で観たときもスピーカーのすぐそばで音量が超デカい!と思ったけどそれ以上。アリーナ全体に音を行き届かせるには仕方ないのだと思うけど、あの爆音は耳にも身体にもかなりきました(笑)心臓破れるかと思った(^-^;終わったあとはあまり体験したことのない疲労感を味わいました。

と、何の話だっけ?そうだ、最初に話を戻すと、私がビバラの会場に着いた時にやっていたBE:FIRSTはもう半分くらい終わった時だったようであっという間に終わってしまいました。Original Loveは彼らがやっていたステージの次の出番だったので、BE:FIRSTファンがはけたら最前ブロックに行かねば!と慌てて前の方へ向かいました。しかし最前のブロックに入るための列は会場の外にあって、並んでいるうちにTENDREのステージが始まってしまい、最初の部分は聴けず。

そんなわけで途中から真横の角度でTENDREを観る感じにはなりましたが、「IMAGINE」が始まった時に思わず「おお!」と思いました。すごい好きな曲なのでライブで聴けて感動。胸いっぱいで涙が出てきました。そういえば今年の始めにOriginal Love主催のフェスにTENDREが出ていましたが、私は配信で観てたのでTENDREのライブを観たのは数年前のやはりビバラロック以来。こうしてまたライブを観れたことが本当に嬉しかったです!

続いてはOriginal Love。バンドによっては舞台の転換の様子が見えないように仕切り板で目隠しをしたままサウンドチェックをしていたようですが、Original LoveはTENDREが終わったとたんにその目隠しをさっさと外して、田島さんも早々に出て来てチェックしはじめたので最前ブロックの人たちは大喜び!メンバーの皆さんも元気そうだなあ~とステージ上を見回してみると、ベースの小松さんの衣装が派手でびっくり!(と言いつつもっと派手になって欲しい気もする(笑)。また、今回のドラムは佐野さんではなく、サポートとして大槻カルタ英宣さんが参加していました。いつかオルガンの河合さんと大槻さんが二人でやっているライブを観に行きたいなあと思っています。

いよいよライブが始まると「接吻」とかの曲で観客たちは歌に合わせて腕をあげて左右に振ったりして大盛り上がり!最前ブロックにいるOriginal Love初見の皆さんも、アリーナの後ろの方で座っている人たちも皆で揃って腕を振っていたようで、はじめましての人でも一つにする音楽ってやっぱすごいな!と思いました。最後に田島さんは手で観客に向けてハートマークを作ってみたり投げキッス飛ばしたり(!)してましたが、コロナの時代になってからのライブは今までどこか緊張感が漂うものだったけれど、今回そういうのはなく皆心置きなく音楽を楽しんでる感じがよっぽど嬉しかったのかもなあ~と思ってみたのでした。

その時の写真やセットリストはこちらのページに載っています↓

ちなみにビバラロックの出演者はやはり若いバンドが多いわけですが、「接吻」や「月の裏で会いましょう」等今回のビバラで披露した曲は、田島さんが今のビバラロックに主に出てるミュージシャンくらいの年齢の頃に作った曲なわけですよね。そういう風に考えたときに、Original Loveの楽曲っていうのはやはり群を抜いて素晴らしいな、と思います。もちろんビバラに出てくる人たちの曲も良いのですけど、なんとなくイマドキの曲は雰囲気やアレンジで実際よりも割増しされてる曲が多いような気がするもので(あくまでも個人の印象ですが)。

さて、次の私のお目当てはUNISON SQUARE GARDEN(以下ユニゾンと呼びます)。彼らはOriginal Loveの次の次の次くらいのステージだったので、Original Loveが終わった後、とりあえずこの爆音の場所から逃げようといったんアリーナをいったん出ることに。今年のフェス飯はどんなのがあるのかな?とアリーナ前のけやきひろぱを見て回ったり、一休みしたりしてまたアリーナに戻ってきました。そしてあとのステージはゆっくり遠くから観ようと後ろの座席へ。そこでAwesome City Clubというボーカルが二人(男女)という珍しいスタイルのバンドのステージを観ましたが、女性ボーカルの声が聴いてて心地よかったです。続いてはいよいよユニゾン!

私がユニゾンを知ったのは6年くらい前。ベースなのに縦横無尽に動き回るベースの田淵くんにびっくり仰天したのが最初。それから彼らの曲を聴き始めると、彼らの音楽はテンポが速いだけじゃなくメロディも歌詞もいいし、三人とも演奏力がハンパないのですっかりハマりました。翌年の2017年、ビバラロックでユニゾンとSuchmos、サカナクションが同じ日に観れることがわかり、これはもう一人でも観に行くっきゃないでしょう!と初めてビバラを観に行くことにしたのでした。ユニゾンはワンマンも行ってみたいけどさすがに私の年齢はあまりいないだろうし、少々行きづらい(^-^;なので今回またビバラでライブを観れることができて本当に嬉しかったです。

5年前のビバラでトリをとっていたユニゾンですが、今回ライブを観てその時よりさらにパワーアップしてるな…!と思いました。すごい演奏や歌をとめどなく聴かせて会場をワーッと盛り上げて、余計なMCもなく「UNISON SQUARE GARDENでした、バイバイ!」と去って行く三人。気持ちのいい連中っていうのはああいう人たちのことを指すのだと思います。めちゃくちゃ良かったです!最近の曲はあんまりチェックしてなかったので、帰ってから慌てて彼らの最新アルバムを買った私でありました。

と、いうわけで目当てのミュージシャンたちは終わったけれど、やはりトリを飾るSKY-HIの勇姿をちょっと見届けてから帰ろう、と思いそのまま観続けていると、その前に出て来たのがVaundy。名前だけは見たことあるような気もするけどどんなグループなのかは全然知りませんでした。調べたらどうやら21歳(!)のソロミュージシャンであるらしい。アリーナの観客全員に向けてMCをして盛り上げてたのがすごかった。物怖じしない感じでちょっとヨンスくん(Suchmos)を思い出しました。

ということでいよいよトリのSKY-HI。彼を観るのは3回目。それも全部ビバラのステージで、です。一度は前述した2017年のビバラロック。SKY-HIはビバラアンセムズというロックの名曲をカバーするコーナーにぼくりり(ぼくのりりっくのぼうよみ)と二人で10曲ぐらいメドレーで歌っていたのです。その時の私はこの子たちは誰(-ω- ?)という感じでしたが、その後ビバラがCSで放送されたときにSKY-HIのステージを観て、いい意味で浮いてるな、すごいな!と思いました。

その後何年かしてまたOriginal Love観たさで行ったビバラでもSKY-HIが出ていてそれが2回目。そんな風に何年かに一度観てきた人が頑張って活動を続けてトリをとるまでになった、というのはちょっと感慨深いものがありました。そんなことを思っているとSKY-HIががっつり声をだしてサウンドチェックを始めました。それが口ずさめるくらい知ってる曲。あれ?これなんて曲だっけ?と思いつつも、3曲目くらいまで聴いたら急いで帰らなきゃ、とちょっとうわの空で聴いていてその時は気づきませんでした。

が、だいぶ経ってふとあの曲はユニゾンの「蒙昧Termination」じゃん!Σ( ゚Д゚)と気づいた私。マイクチェックで今日出演した仲良しのミュージシャンの曲を歌ってみせるあたり、心憎いことするなあ!と思いました。SKY-HIが始まると、やはりSKY-HI一味の盛り上がりはすごかったです。そんな2曲目かな?一人の男性がステージに出て来てSKY-HIと一緒に歌い始めました。誰だろ?なんとなく聴き覚えもあるような?と思っていたらなんと、ぼくりり!(今は"たなか"という名前でやってるらしいです)音楽活動はやめたとぱかり思ってたので驚きました。そして次の曲まで聴いて、後ろ髪ひかれつつつもアリーナを後にした私でありました。

ということで今回のビバラ、行くかどうか迷ってたのだけど行って良かったです。ビバラはその時人気のあるミュージシャンだけをパッと集めてそれっきり、という人を使い捨てにするフェスではなく、ちゃんと人と人との繋がりを大事にするフェスなんだな、いうこともよくわかったので。それこそ主催者の鹿野さんの人望や尽力があってこそだろうと思います。ビバラ自体はやはり若い年齢層向けではあるので毎年もう今年は行かないでおこうか、と思うのですが、鹿野さんがこうしてここでフェスを続ける限り、私も地元民としてなんかしらの形でずっと応援し続けたいなあ、と思います。

以上、ビバラロック2022.4.30の感想レポートでした!


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