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「メタバースとリテールの未来」と仮想都市空間「REVWORLD」から考えるアパレルの目的!

こんにちは、たんこすです。

小田急電鉄では、昨年VRに特化した映画祭Beyond the Frame Festivalを開催し、現在は、クリエイター同士が繋がるコミュニティ形成、その活動に関連したイベント運営を行ってます。

【Beyond the Frame Studio】
Twitterアカウントはこちら→@btffstudio
登録はこちらから→https://btffstudio.com

今回のテーマは、7/20に参加したイベントの第2部「メタバースとリテールの未来」について。

そこで特に印象的だったエピソード、会場でひときわ注目を集めていた三越伊勢丹仲田さんのVR上にローンチした仮想都市空間「REVWORLD」をご紹介します!また、実際にDLしてみた。遊んでみた感想もお伝えします!https://www.mistore.jp/shopping/feature/shops_f3/vrinfo_sp.html

仮想都市空間「REVWORLD」

ところで、皆さん。
最近洋服やファッション小物は買いましたか?
アパレルECサイトは返品交換含めた利便を追及。ユーザーをうまく取り込み、大きく成長しました。WEB2.0の成功例の一つと言われてます!所有欲も低下するなか、スタイリスト付きのサブスクなど面白いサービスもうまれてますね。
ファッション雑誌等の紙媒体はデジタル化され、InstagramやTikTok、YouTuberなど専属モデル→一般ユーザーへと目線が近づくにつれ、購入手段は多様化してきました。WEB3.0に置いては興味関心に基づくBtoB的な情報が難しい分、「コミュニティ」や「仲間意識」このキーワードがより強固な購買目的となりそうです。そんな感覚を得られたのは「メタバースとリテールの未来」に登壇されたパネリストのお子さんたちのエピソード。中学生の息子さんから「FORTNITEで着る服がダサい、みんなに顔合わせできない」とお小遣いをせがまれた話し。「日常の服は適当に済ませる」「オンラインコミュニティではドレスアップ」そんな話しも飛び交い、映画レディ・プレイヤー1の新感覚と、僕自身が中学時代に読んだ雑誌「チャンプロード」が何故だかフラッシュバック笑。その新旧の接点を考えると、ファッションの目的に、仲間をより強固に認識し合うための証。チームの一員を感じました。尖ったかっこよさや面白いカルチャーがうまれる香りがして、似て非なる新旧が結びついた瞬間でしたw

レディ・プレイヤー1

FORTNITEがコスチューム(スキン)関連において42億2100万ドル(約4600億円)の売上を挙げたことが明らかにされてます。 この売上規模は現実の大手のアパレルに匹敵する数字であることから話題になりました。本当の意味ですごいのは「コミュニティ」に目をつけたこと。ゲーム内コラボにより、外から中へ、中から外へとコミュニティを繋げて広げる双方向性のプラットフォーマーであること。Travis ScottやBTSなど、BtoCからBtoBへの動きがコミュニティを通じて素早く拡張され強固になる。その繰り返しはゲームのブランディング力を高め、コラボが止まらない。唯一無二ですね!

今回、VR・メタバース上でEC機能が必要か?という問いが個人的には一番好きでした。パネリストの意見は様々。FORTNITEの数値を見て、デジタルアセットとしてアパレルは確実にくる!と共通して発言するものの、メタバース上のEC機能としてデジタル以外の現物を提供し、マネタイズに結びつける難しさはある。中でも、三越伊勢丹仲田さんのマーケティング目線は身近で面白く、奥様をターゲットに行ってました。内々の消費行動を改めて考える。「我が子」目線の強さ。おじいちゃんおばあちゃんの「孫」目線の強さ。日本の最も強い家族のコミュニティに気づかされる。そして三越伊勢丹に昔から通う往年のファンコミュニティがある。「身近なコミュニティに目を向けよ」そう気づかされる瞬間でした。

EC視点以外に、仲田さんはコンテンツを面白くするには、不便で面倒なことを敢えて省かないプロセスをお話ししてくれました。以前タナベさんのワールド「メルヘン村」もそうでしたが、敢えてワープせず、不便を楽しむ工夫がたくさんありました。この手法には、次の消費に繋がる不思議な魅力がある気がしてます。もしかしたら、旅行雑誌を眺めて想像を膨らます余白に近いものかもしれません。先に体感を得て後で答え合わせを楽しむ。VRの得意分野ですね!

そんな、三越伊勢丹仲田さんが社内企業制度でVR上に作った「REVWORLD」。せっかくなので小田急電鉄のXRチームでDLして遊んでみました。

概要として
・性別の設定だけで遊べる。【男性】【女性】【その他】設定あり。
・みんなと。だれかと。自分の部屋の3つの構成。
・その場でポイント消費のデジタルアセットと現物商品が買えるECサイト誘導の2パターン
・ログインに応じたポイント獲得。
・宝箱を探してポイント獲得。

以上、シンプルな操作で、子供から大人まで楽しめ、継続してログインしたくなる仕組みがありました。今回、招待した人達で楽しむ「だれかと」のワールド遊んでみました。

っと、その様子を事細かにレポートしていくはずが、、、

まさかのスマホのフリーズ。
DLが進まず、なぜ!なぜ!!?

XRチームのうちなぜか自分の電波だけすこぶる悪く、ログインできない。

なぜーっっ!

月末のギガ制限でした笑
完全なる自己責任。

リモートPC越のみんなの楽しそうなやり取りに焦り、そこに比例する変な汗。

Wi-Fiの入る環境まで街中を疾走。スーツで久々全力で走りました。20分遅れのログイン。

みんながどこで遊んでるのかわからず、散々探しました。通知機能を使えばいいものの、自力で見つけたい、むしろ見つけてもらいたい。
変なプライド。汗
ひとしきり遊んで充実感たっぷりのみんなと、悲壮感たっぷりな自分。ポーカーフェイスなアバターのお陰で悟られることなく合流できました。そこはグッド!

最後に、それぞれ遊んだ感想のすり合わせをし、以下があがりました。

・アバターが人だと身だしなみ意識が出た。
・宝箱を探す楽しさがあった。
・ポイント消費とリアル価格のEC誘導があり少し違和感。
・インフォメーションで館内に迷子のお知らせを流してほしい。これは僕だけw

などなど。

その日の夜、完全な消化不良をリベンジすべく、4才の息子、6才の娘を誘って遊ぶ事にしました。

2人とも初めてのVR。こんなに笑うか!!というくらいのおおはしゃぎ。遠目から子供たちを見ていた妻も、「何々~?」と興味津々。結局、家族4人で遊んでみることに。宝箱の散策、ショッピング。(ポイント消費)最近、車の移動ばかりだったので子供たちも本当に楽しかったよう。

娘も息子も伊勢丹でポイント消費を楽しんでました。「あといくつ買えるかな~」なんて相談する姿は、テレビ番組「はじめてのおつかい」さながら。

娘は髪型を中心に購入。息子は手に持てるものばかり購入。うちわ、スーパーボール、メガホン、金魚。1つしか持てず落胆した姿が印象的でした笑

息子の購入品

そして娘が言った何気ない言葉に、そんな需要もあるのかと感じました。
・デジタルで買ったら本当に服が届けば良いのに。アバターが着た服を自分も着たいという欲求。買った人だけの特権・付加価値になり、通常5000円のTシャツが6000円で売れる可能性を感じました。

・働いてポイントを貯めたい
従業員として参加する内側目線のコンテンツ。接客スキルを通じて企業のすごさを理解してもらうチャンス。企業版のキッザニアをできてしまう!

小田急電鉄でも、1日駅長をはじめとする制服を着るイベントは大人気。企業を支えてくれる温かいファンコミュニティを内側の目線として取り入れ、より愛着を感じてもらえるチャンス。より強い絆にも繋がるかもしれません。

三越伊勢丹仲田さんが社内起業制度でVR上に作った「REVWORLD」。家族時間において、アプリを通じて新鮮な気づきをたくさん感じられました。お盆期間中、帰省ついでにじいじばあばとも遊んでみたら大盛況。孫とのコミュニケーションツールが増えたと喜んでましたね。

子供たちをいつかリアルの新宿に連れていきたいと思い、「もう少しコロナが落ちついたらみんなで伊勢丹いって買い物しよう」と伝えました。
「本当に行けるの??」「泳いで行きたい!!」っと、目を真ん丸にしてました。海がないことはリアルの機会に伝えようと思います笑

孫と楽しむじぃじとばぁば

仲田さんのローンチした世界。
この先デバイス革命と共に奥行きが増すことが間違いないコンテンツです。そして、スマホ実装の今、誰でも使えるコンテンツとして夏休みのおうち時間に最適だと思います。ぜひ、皆さんも楽しんでみてください!

最後に、ファッションとしての楽しみを改めて思い出した曲、FNCYの曲を紹介。

歌詞の「誰のためでもなく 今日1日を気分良く過ごせそうなワードローブ」その視点は、アバターとして過ごす拡張現実でも必要視点ですね~!

https://youtu.be/OtAtJBI15l0

次回、小田急電鉄の第6回イベントに向け、台湾特集を行います!また、8月19日(金)19:00-21:00日本時間参加方法:Zoom webinar(日英同時通訳)Seboxさんを迎えて台湾と日本のXR業界事情を語り合います。みんなでXRを盛り上げていきましょう!

ご登録フォーム:https://t.co/KcwCRxgRJM
ご参加お待ちしております。


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